コラムバックナンバー
アナリティクスアソシエーション 大内 範行
発信元:メールマガジン2019年3月20日号より
本コラムは4月9日(火)開催のアナリティクスサミット2019の講演内容紹介の後編です。
アナリティクスサミット2019は丸一日のデータ分析イベントです。その最後の講演はオイシックス・ラ・大地株式会社の奥谷 孝司 氏です。
『顧客とつながる企業のChannel Shift戦略』
奥谷氏がその基本においている「顧客時間」について、あらためてその考え方の大切さをお話いただき、企業のオンライン・オフラインのチャネル戦略の大きな変化の波を、多くの事例でご紹介いただきます。
>オンライン(EC)を起点とし、オフライン(実店舗)に進出し、
>顧客とのつながりを創出することによって、マーケティング要素
>自体を変革しようとする”世界最先端のマーケティング”戦略
現在、奥谷氏は大学院でもマーケティング研究を進めています。その最新研究も背景に、わたしたちが目指す少し先の未来についてお話が聞けます。
今回のアナリティクスサミットでは、チャネルシフトのお話がもう一つあります。LINEの保田 昌彦 氏は、O2Oの新規ビジネスを支える分析チームで、日々データ分析に取り組んでいます。その生々しい事例をご紹介いただきます。
『新サービスを出し続けるLINEのO2Oビジネスデータ活動』
午後のセッションではメルカリの松田 慎太郎 氏に、メルカリで取り組む、データ分析の民主化についてお話いただきます。
『メルカリの分析組織と、分析の民主化について』
>分析の専門職以外でもデータ分析をできるようにすることを通じ、
>意思決定を精緻にしていく取り組みのことです。
データ分析を意思決定につなげるには、分析専門家ではない現場の気づきがとても大切です。現場の気付きがエネルギーの源泉にないと、変革は実現しません。
現場が外部のコンサルや他人から言われたので、なんとなく進める「データドリブン」は魂の抜けた取り組みになってしまいます。
データドリブンや分析の文化をどう根付かせていくか、多くの企業が今頭を悩ませている課題ではないかと思います。
チャネルシフトの大きな変革を目指すべき場所として視野に入れながら、分析を意思決定に活かす社内の文化づくりも整える。
そんなアナリティクスサミットになればよいと願っています。
アナリティクスアソシエーション代表
日本アイ・ビー・エム、マイクロソフト、Google。Googleでは2011年から7年間、Googleアナリティクスのマネージャなどを歴任。その他、SEO会社起業や日本の事業会社のデジタルマーケティングに従事してきた。
2019年からはJellyfishにVP Analyticsとして参画。
並行して2008年から協議会「アナリティクスアソシエーション (a2i.jp)」代表としてウエブ分析の普及に取り組んでいる。
仕事の傍SEOやアナリティクスの書籍も多数執筆。
主な著書『できる100ワザ SEO&SEM』、『できる100ワザ Google Analytics』、『SEM Web担当者が身につけておくべき新100の法則』など。
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