コラムバックナンバー

ここ2回のコラムはアウトプットについて書いています。
1回目は「アウトプットを続けるデメリットと克服の考え方」と題して、恐怖症とその克服の考え方について、2回目は「アウトプットの続け方」と題してN=1の方法を書きました。
本日は、日常の小さなアクションについて書いていきます。

私が定義する「アウトプット」は、あくまで聴衆や読者がいるアウトプットのことです。
つまり、記事の執筆、セミナーへの登壇や書籍などです。これらは怖さもある一方、人生を変える効果がありました。

これに対して、日々の日記を書く、日常の気づきを書き留めるなど、小さなアウトプットと呼べる活動もあります。
アウトプットの効果を説明する書籍や記事では、よくこの2つをつなげて、「まず小さなアウトプットからはじめよう」あるいは「小さなアウトプットの延長線上に大きなアウトプットがある」と書かれたりします。
ただ、私はこの点は、やや乱暴なつなぎ方で、もう少し整理が必要だと考えています。私は聴衆や読者のいるアウトプットと、日記などの活動の2つは、完全に区別して、全然別のものと考えています。
聴衆や読者のいる活動は、自分を市場や社会に出す行為でキャリアや人生を変える活動です。一方で、日記などの活動は、自分の改革や変化のため、気づきを得る行為です。

別のカテゴリですが、気づきを得る日常の活動、これはこれでとても大切です。
ここで「気づき」という言葉を私なりに深掘りしてみます。
気付きとは……
自分の考えがまとまらないとき、いったんそれが自分の頭からポンと出てくる事象です。これが気づきの瞬間で、ポンと出た時、もやもやとした考えが、他人から見てもわかりやすいシンプルなオブジェになっています。

この「気づき」を得る方法は、必ずしも日記などのアウトプットだけではありません。
どんなものがあるか、ChatGPTに聞いてみると、以下のようなものが出てきました。

ノートに手書きで書く
マインドマップを書いてみる
日記やジャーナル
他の人との対話、ディスカッション
他人に教えること説明すること
ロールプレイ
メディテーション、瞑想

さすがChatGPTです。そうそうChatGPT、あなたも「気づき」のアクションを得るために大切なツールのひとつですね。
私も負けずに加えてみます。

散歩すること
シャワーを浴びる事
筋トレや体を動かすこと
関係ない書籍を読むこと
旅行をすること
模様替えや整理など日常に小さな変化を起こすこと

誰しも、自分の中に「もやもや」があります。「考え」だけでなく「不安」や「ストレス」「恐怖」などネガティブなことも多いかもしれません。そんなとき小さなアクションを起こしてみると、自分の中で変化が起きます。
それは日記などのアウトプットに限りません。
散歩や筋トレなど、体を動かすほうがより効果的です。
シャワーを浴びていると、ポンという小さな破裂音がして、言語化したオブジェが出てきたり、タオルで頭を拭いていると、ネガティブが嘘のように洗い流されていることに気が付きます。

こうした小さなアクションは、とても劇的な効果があります。
自分の思考を相対化して言語化できるようになります。
頭にある固い壁が崩れ、柔軟な考えが身につきます。
継続や習慣が伴えば、自信が得られます。
やがて、自分の中のテーマが深く掘り下げられていき、気がつくと今までと違う地平に立った感覚になります。

こうした小さなアクションの積み重ねは、見かけによらず非常に強力な成長のエンジンになります。
小さなことですが、日常的に強く意識して取り組むと、成長や変革が飛躍的に加速するでしょう。

コラム担当スタッフ

大内 範行

アナリティクスアソシエーション
代表
オオウチコム

アナリティクスアソシエーション代表
日本アイ・ビー・エム、マイクロソフト、Google。Googleでは2011年から7年間、Googleアナリティクスのマネージャなどを歴任。その他、SEO会社起業や日本の事業会社のデジタルマーケティングに従事してきた。
2019年からはJellyfishにVP Analyticsとして参画。
並行して2008年から協議会「アナリティクスアソシエーション (a2i.jp)」代表としてウエブ分析の普及に取り組んでいる。
仕事の傍SEOやアナリティクスの書籍も多数執筆。
主な著書『できる100ワザ SEO&SEM』、『できる100ワザ Google Analytics』、『SEM Web担当者が身につけておくべき新100の法則』など。
また、仕事の傍ら、幕末 徳川慶喜についての小説も執筆出版している。
『ケイキ君と一緒!: 幕末 最後の将軍 徳川慶喜「もしも」の物語』
幕末沼 徳川慶喜よくある質問

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