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2018年年明け毎日新聞の朝刊一面トップの見出しに目を奪われました。その見出しは「AI導入企業47%」でした。日本の主要企業121社の調査で、導入意向も含めれば7割弱が今年 AIの導入に取り組むとの調査結果のようです。
その見出しを見た直後の私の心の叫びは「いや、こりゃ人材が足りないぞ、どうするんだ?」でした。アナリティクスの業界に目を向けると私自身が考える今年の注目点は、AIも含めて以下の4点かなと思っています。
  1) ユーザーレベル分析 (クロスデバイス、O2O含む)の加速とツールの進化
  2) マーケティングオートメーションの真価が問われる
  3) TV広告評価の変化とデジタルへの影響
  4) AIによる分析改善の精度向上
いずれも今年の新しい動きというよりは、昨年からの動きをなぞったものですね。

でも、これらの注目点以上に、本当はもっと大きな課題が、やけどするくらいの熱さで表面化してくるだろうと考えています。それは人の問題です。
2018年は企業の業績好調から、デジタルやAIへの投資は想像を超えて活発になります。しかし、AIを導入して業務負荷を減らすはずが、「人材がいない!もっと人がほしい!」という声が大きくなるでしょう。

大雑把に言えば、どんな局面でもバズワードや流行りのツールの導入には7割近くの企業が積極的になりますが、そのうち7割以上はそこから何を得たかという果実の部分で疑問符がついたまま、次の導入プロジェクトに移って行きます。
AIについても意外に導入は簡単で、表面的な結果を得ることは多くの会社で実現できるでしょう。しかし、そこから本当の果実を得るためには、最後1マイルの「人」の血と汗が必要です。そのための経験とスキルと情熱を持った人材は、どの企業でも足りないでしょう。

2018年は、あるいは次の5年間は、人材採用、人材の教育、そして組織内/組織間のチームマネージメントが、デジタル業界のもっともホットなトレンドになると思います。
短い期間で答えが出ない永遠の課題ですが、アナリティクスアソシエーションの活動の中で、組織や人の課題とその取り組みを、これまで以上に濃く深く取り組んでいければと考えています。
そして、少し先走った唐突な話ですが、この課題に対する共通の解は、知識やスキルを超えて「愛」になるのではないかと思っています。
– 自分たちの文化と強みへの愛
– チームを成長させる現場への愛
– ビジネスを改善するためお客様への愛

今年もアナリティクスアソシエーションの活動を通して、皆さまとお会いできることを楽しみにしています。引き続きよろしくお願いします。

コラム担当スタッフ

大内 範行

アナリティクスアソシエーション
代表
オオウチコム

アナリティクスアソシエーション代表
主な会社経歴は、日本アイ・ビー・エム、マイクロソフト、Google、コニカミノルタジャパン。
Googleでは、2011年から7年間、Googleアナリティクスの技術サービス・マネージャとしてアナリティクスの普及をリードした。コニカミノルタジャパンでは、デジタルマーケティング戦略部の部長として、事業会社のデジタルマーケティング戦略を支援しつつ、ソリューション戦略をリードする役目を担っている。
その他、2000年には自らSEO企業を創業、また数々のSEOやアナリティクスの書籍も執筆してきた。
主な著書『できる100ワザ SEO&SEM』、『できる100ワザ Google Analytics』、『SEM検索連動型キーワード広告 Web担当者が身につけておくべき新100の法則』。
2008年に代表として協議会「アナリティクスアソシエーション (a2i.jp)」を設立し、現在に至るまで10年以上、その企画運営を行っている。2015年6月に協議会アナリティクスアソシエーションから『新しいアナリティクスの教科書』(インプレス)を出版

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