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ランチタイム開催として来週6月11日の金曜日に「教えて柳井さん! Cookie規制でデジマはどうなるの?」という1時間のセミナーを開催します。
その際にもお話しすると思うのですが、これだけCookieがだめになると連日叫ばれる中なのに、Google アナリティクスは思いのほかしぶとく残っているのです。「しぶとく」と言うのは、そんなにデータがおかしくなっていなくて、サイト分析は引き続き問題なくできますよ、というお話です。

ITPや最近のiOS14のリリース含め、アップル iPhoneからのアクセスが語られるとき、以下のような仮説が言われます。
「iOSのブラウザでの来訪の場合、Google アナリティクスのCookieによるユーザー識別に影響が出て、新規ユーザーの率や数が増えてしまう」

しかし、結論は、「いや、ほとんどのサイトでそんなことにはなってないです」になります。

この点は、昨年9月に開催したセミナー「プライバシー保護とITP解説 GAなどCookieデータへの影響と対応は?」でも、柳井さんとCookie周りのお話をさせていただきました。
私自身は、Google アナリティクスのリセラーとして、他のリセラーさんとも話していますが、やはり皆同じ状況です。
そして、それをきちんとデータ分析で、プリンシプルの山田良太さんも4月末のブログ記事で、レポートしてくれています。2017年1月以降の10サイトの分析の結果、得られた結論は、やはり「新規ユーザーの割合が増えているなんてことは起きていません」でした。

「ITPによりGAのレポートはどう変わったのか?」プリンシプル 山田良太
https://www.principle-c.com/column/ga/changes-ga-reports-itp/

これらのレポートで触れていない点としては、Google アナリティクスの性別、年齢やインタレスト(アフィニティ カテゴリなど)などはどうでしょうか?
この点も、やはりしぶとい感じです。
これらのデータを分析する点では、十分安定したデータが提供されています。
変化している点としては、対象となる総ユーザー数が、明らかに減少傾向を示していますが、もともとこれらのデータは、サイト訪問者 全員のデータではなく、Googleの推定値でもありますので、ほぼ影響はないようです。

唯一、大きく影響が出ているのは広告です。
特にディスプレイ広告とそのリターゲティングのデータ、またFacebook広告などのトラフィックは、影響が大きいです。
ただここも、Googleの検索広告や今伸びているYouTubeの動画広告は、いずれもGoogleのドメイン内での広告なので、影響が軽微です。

また6月11日のランチタイムのセミナーで触れたいと思いますが、従来のGoogle アナリティクス(GA4じゃないやつ)で、サイト分析は、引き続き、怯まず恐れず、ユーザー本位の改善を進めていきましょう。
なので、広告以外のところは、「ITPの影響ですかねー」と安易に逃げ口上を言わないよう、しっかり分析確認していきましょう。

「教えて柳井さん! Cookie規制でデジマはどうなるの?」

【ランチタイム開催】「教えて柳井さん! Cookie規制でデジマはどうなるの?」|2021/6/11(金)

コラム担当スタッフ

大内 範行

アナリティクスアソシエーション
代表
オオウチコム

アナリティクスアソシエーション代表
日本アイ・ビー・エム、マイクロソフト、Google。Googleでは2011年から7年間、Googleアナリティクスのマネージャなどを歴任。その他、SEO会社起業や日本の事業会社のデジタルマーケティングに従事してきた。
2019年からはJellyfishにVP Analyticsとして参画。
並行して2008年から協議会「アナリティクスアソシエーション (a2i.jp)」代表としてウエブ分析の普及に取り組んでいる。
仕事の傍SEOやアナリティクスの書籍も多数執筆。
主な著書『できる100ワザ SEO&SEM』、『できる100ワザ Google Analytics』、『SEM Web担当者が身につけておくべき新100の法則』など。

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