コラムバックナンバー

2015年3月から執筆しましたアナリティクスアソシエーションのメルマガコラム、今後のコラムのあり方が見直しされるということで、私の執筆は今回で最終回となりました。形式も変更されるということですので(本日までが従来の形式だという前提ですが)勝手にこれまでの「メルマガコラム」をデータで振り返ってみたいと思います。

データソースはこちらに掲載の原稿です。本原稿は対象に含んでおりません。

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コラムバックナンバー

掲載期間:2010年11月2日~2023年4月26日
原稿の総数:585
著者数:10
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■文字数の統計情報
1原稿あたりの文字数は平均1,401文字、中央値は1,359文字。
標準偏差は504文字でした。尖度46.5、歪度4.2ですから少し左側(文字数が少ない方に)偏り、右裾の方が長い分布になっていたようです。最小値は599、最大は7,795。約3,000文字を超えると+3σ以上の文字数の原稿ということになりますが、これは2件が該当しており、対談の内容がそのままメルマガに転載された内容になっていました。これはコラムとしては扱わないという判断が可能ですね。私自身のコラムは、平均1,400文字でした。

■頻出語
約12年に渡る期間があり、アナリティクスの領域も色々な変化がありましたので、各年ごとの頻出語も分析してみました。記載順頻出度合いが高い言葉です。

2010 :言葉, 分析, 解析, アクセス, 人, データ, 化, 最適, 話
2011 :解析, アクセス, サイト, データ, ツール, 分析, 改善, 月
2012 :解析, アクセス, データ, サイト, 改善, ツール, 人, 分析, 者
2013 :データ, 分析, 年, 解析, 私, サイト, アクセス, ユーザー, 人
2014 :データ, 分析, 人, 私, 者, サイト, メール, ユーザー, 企業
2015 :データ, 分析, 私, 課題, アナリティクス, 人, セミナー, ユーザー, 者
2016 :データ, 分析, 人, 化, サイト, ユーザー, レポート, 者, ため
2017 :データ, 分析, AI, 者, 活用, 人, ため, 化, 企業
2018 :データ, 分析, ツール, 人, ため, アナリティクス, 化, Google, AI
2019 :データ, 分析, 人, Google, 行動, 必要, スキル, 者
2020 :データ, 分析, Google, 人, 者, アナリティクス, 機能, 情報
2021 :データ, 分析, 計測, 広告, ユーザー, 学習, ID, Google
2022 :データ, 分析, GA, 計測, 場合, 必要, 人
2023 :データ, 情報, AI, 行動, ユーザー, 分析, 計測, 化

こうして眺めるだけでも、コラムの開始当初は「アクセス解析」という言葉が頻出していたこと、2013年以降は「データ分析」を中心にWebサイトの解析から行動履歴の解析やAIなどの動向に話題が転換していったことが把握できます。

■アソシエーション分析(同時に記載される言葉)
頻度が最も高い言葉は「データ」でした。このデータと共に登場する言葉を計算してみました。
(併記している数値はConfidence:信頼度と言われるスコアです。通販サイトなどの「これを買っている人はこれも買っています」のベースになる有名な指標)

分析 0.74
できる 0.69
必要 0.67
多く 0.59
考え 0.56
場合 0.48
結果 0.47
多い 0.44
感じ 0.43

分析は「データ分析」そしてそれに「できる」という表記が多かったのではないかと解釈できます。「多く」や「多い」はビッグデータという言葉の言い換え表現などが現れた結果ではないでしょうか。「考え」はデータからなにか解釈をして考えるには、といった文脈で使われているようです。そのほか単語ごとの時系列推移や、年ごとの要約をGPT-4を用いて解析してみましたが、それらについては自身のBlog等にでも後日公開できたらと考えております。

私個人を振り返ると、初めてのコラムは「分析の基本はロジカルシンキング」で、そのあとしばらくはロジカルシンキングについてのコラムが続いていました。執筆を始めたのは8年前のことになりますが、今でも「ロジカルシンキングがデータ分析の基本」という姿勢は変わっていません。広告DMPやビッグデータならではの扱い方、最近は生成系AIのことなどを寄稿していましたが、今回、こうして振り返りをしてみることによって、自分自身の原点も確認できたように思います。また、個人的に反響が大きかったのはコロナショックの際に執筆した「外れ値こそ観測を」のコラムです。いつもこの領域にアンテナを立ててはいたものの、読者の方にいかに価値のある情報を提供するかはいつも四苦八苦しており、反響いただけることは大きな励みでございました。

このコラムを執筆することにより多くの学びがありました。この領域のトピックに敏感であること、インプットとアウトプットを繰り返し行えたことは自身の成長に大きく関わっていたと思います。読者のみなさま、a2iの運営の皆様8年間に渡り、多くの方に購読いただきましたこと感謝申し上げます。

皆様のこれからのデータ分析、データ利活用がロジカルで実りのあるものでありますよう心からお祈りいたします。

コラム担当スタッフ

菅 由紀子

株式会社Rejoui
代表取締役

株式会社サイバーエージェント、株式会社ALBERTを経て、2016年に株式会社Rejouiを設立。DX推進支援、データ分析・利活用コンサルティング、データサイエンス教育事業などを展開。
統計ソフトRやPythonを活用した分析入門講座をはじめ、学生、企業、官公庁へ向けた統計・データサイエンス学習講座を提供。日本行動計量学会、WiDS TOKYO @ YCU、日本RNAi研究会等、数々の学会およびシンポジウムに登壇。自身がアンバサダーを務める人材育成の活動(WiDS HIROSHIMA)が評価を受け、2021年度日本統計学会統計教育賞受賞。

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