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活動報告

| 開催日時 | 2026/05/20(水) |
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| 会場 | 東京 神保町 |
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誰も全体を管理していない、複数の支援会社がそれぞれのルールで触っている、気付かないまま計測トラブルが起きている――。Google タグ マネージャー(GTM)の運用には、こうした「あるある」な現場課題がつきものです。
リアルな場でデジタルマーケティングの深いテーマを語り合う【a2i DEEP Connection】の第1回となる本セミナーでは、支援会社・エンジニア・事業会社という異なる立場の3名をお招きしました。実際に起きた「計測事故」の事例を出発点に、事故を防ぐためのルール設計と、現実的に続けられる運用のあり方を掘り下げています。
Googleタグマネージャーの運用事故を一定数の人数が経験している中、事故を未然に防ぐための適切な管理をできている組織は稀なのではないか? 組織としてどのように運用管理すればよいかという情報すら世に多く出回っていないのではないか? というところから企画を進めたセミナーでした。
組織や立場が異なれば取り組み方や意見も三者三様です。セミナーでは立場の異なる3名の講師による現実解を提示していただきました。第二部のディスカッションセッションでは本音や実際のところをつまびらかにお話しいただいたのに加え、参加者からも取り組み例などを紹介いただき、司会進行を担当した私自身とても楽しく、有意義な回になりました。
意見は多様でありつつ、捉えている課題感は共通していたと感じます。向き合い方の多くの事例を得られ、参加者からのアンケートでも高い評価をいただきました。ニッチなテーマながら識者も集まり、貴重な回だったと思います。
トップバッターは、広告運用・支援の現場で数多くのGTM環境に関わってきた清家氏です。「コンバージョンが突然2倍に増えた」「リターゲティング広告の配信量が静かに落ちていった」という、思わず背筋が伸びる2つの事故事例から幕を開けました。
なぜ事故は繰り返されるのか。その原因を構造から整理したうえで、「タグを触る前に立ち止まって確認したい5つの問い」と「明日から現場で続けられる最低限の3つのルール」へと落とし込んでいきます。メモ機能の活用や変数化など、プロほど効いてくる地道な工夫が詰まったセッションでした。
続いては、10年以上GTMに向き合ってきたエンジニアの西村氏です。テーマは「タグが動かない」ことよりも厄介な、「動いているように見えるのに中身が壊れている」状態をどう見抜くか、という点です。
生成AIで誰もがGTMを触りやすくなった一方、もっともらしく見える危ない設定も生まれやすくなりました。プレビューツールだけでは気付けない問題を、ブラウザの通信内容からどう発見するか。実際のハルシネーション事例や、トラブルを誘発しがちな設定パターンを交えながら、エンジニア視点ならではの確認術が語られました。
最後は事業会社の立場から、山﨑氏が自社の歩みを率直に共有しました。2014年のGTM導入以降、担当者の交代や外部委託が積み重なり、「誰が・何のために入れたかわからないタグ」が増え、サイト障害にまで至った経験から話は始まります。
そこからどう立て直したのか。ワーキンググループの立ち上げ、権限と命名ルールの整備、ダブルチェック体制の構築まで、生々しい試行錯誤の記録が共有されました。「コンテナの主導権を自分たちで持つ」という言葉が印象に残るセッションでした。
※率直な発言ができるよう、アーカイブ動画は提供しておりません。ご了承ください。
このディスカッションでは、企画者のいちしまさんがファシリテーターとなり、登壇者3名と会場の参加者も交えて進められました。今まさにGTMを整理している事業会社、サーバーサイドGTMに取り組んでいる支援会社、そしてGTMを提供する側と、異なる立場から率直な意見が交わされ、濃密な時間となりました。
いちしまさんが提示した主なテーマは以下のとおりです。
Q:GTMの事故はどんなタイミングで起きやすい?
影響の大きい事故の原因は「設定ミス」「知識」「運用体制」のどれにあるのか、深く掘り下げました。
Q:運用に最低限必要なルールと、その優先順位は?
初級-中級の現場でも運用できる現実的なルールは何か、掘り下げていきました。
Q:事業会社では誰(部門・立場・技能)が責任を持つべき?
反対に、支援会社はどこまで責任を負うべきかについても議論が及びました。
また、以下のテーマでも議論が発展していきました。
Q:すでにカオスなGTM、どこから立て直す?
Q:AIはGTM運用を助ける? それとも別の事故を増やす?
Q:カスタムHTMLの使用は推奨か、それとも限定的にすべきか?
立場は違っても、GTMの保守に魔法の杖はない、という通奏低音が共通して響いていました。それは、記録を残し、確認の手順を仕組みにし、コンテナの見通しを良くしておくことです。派手な対策ではなく、地道な習慣こそが事故を遠ざけるという気づきでした。
生成AIによって「誰でも触れる」時代になったからこそ、その出力を見極める運用力の重要性も改めて浮かび上がりました。
ここで紹介できたのはほんの一部です。具体的な事故の中身や、明日から使えるルールの詳細は、ぜひアーカイブ動画でご確認ください。
レポート執筆:a2i編集部
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