コラムバックナンバー
株式会社真摯 いちしま 泰樹
発信元:メールマガジン2019年2月20日号より
ターゲット層が明確であれば、KPIにセグメントを適用してみてはどうでしょう。
必ずしも単なる指標だけがKPIとして機能するわけではありません。ある程度軌道に乗ったビジネスで改善フェーズにあれば、各施策にターゲット層が設けられているはずです。そうであれば、KPIにセグメントが適用されていてしかるべきです。
アーリーステージのビジネスであれば、全体の成長が急務だったり、詳細レベルでKPIを追うべきではない場合もあり、まだセグメントはKPIに必要ないかもしれません。それでも成長するにつれ、特定ターゲット層への視点が出てくるはずです。
施策は、「誰に、何を、期待しているか」を想定して実施するものです。どういったユーザーにどのような行動を期待しているのかを元に、施策を実施、その効果測定をします。施策の対象者は誰でも良いわけではなく、ある程度明確にすべきものです。
・新しいユーザー
・特定の意図での訪問ユーザー
・何度目かの訪問の特定コンテンツ閲覧ユーザー
・資料請求済みのユーザー
このような想定ターゲット層をデジタルな観点で分類できるように、セグメント可能に準備しておくことも大事です。例えば特定アクションを元にユーザーにラベルを振り、それを元にグルーピングできると、より自社にあったセグメントを設けられます。
ユーザー軸だけでなく、コンテンツ軸でも、集客のキャンペーン軸でもそうです。そうすると、「特定コンテンツの閲覧」「特定アクション」が明確になるようなサイト構成や仕様に、あらかじめ設計や準備をしておくことも重要になります。ユーザー軸では、自社にとってどういったステータスや段階にあるのかを保持すれば、施策への反映につなげやすくなります。
いますぐ取り組めることと準備が必要なもの、両方ありますが、より適切なKPI運用を行うのであれば、施策のターゲット層に近いセグメントを設けられるよう、進めていくと良いでしょう。
外食チェーンストア、百貨店、Web制作会社(株式会社TAM、デジパ株式会社)、インターネット広告代理店(株式会社アイレップ)を経て独立。2010年にCinciを設立し、のち株式会社真摯として法人化。
マーケティング視点と分析データの根拠を元に、クライアントのデジタル領域のビジネス改善を支援している。a2iセミナー編成委員会。
著書に『Google アナリティクス 実践Webサイト分析入門』(インプレス)。
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