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活動報告
2014年2月17日に、特別セミナー「今年こそ活用する!企業Web担当者のためのGoogleアナリティクス活用と視点」が開催されました。本セミナーのテーマは、改めてどういう視点でサイトの分析に臨めばいいのか、そのためにGoogleアナリティクスの新しい特徴的な機能をどう活用すればよいのか、というものでした。講師は、いちしま泰樹氏(株式会社真摯)、衣袋宏美氏(株式会社クロス・フュージョン)の二人。企業のWeb担当者を中心に約80名の方々にご参加いただきました。
第1部は、いちしま氏の「大局から詳細への視点と、ユーザー軸の視点」です。アクセス解析ツールは数クリックで詳細なレポートが見られるようになったが、そういった「枝葉」からではなく「森」や「木」といった大局を把握してから詳細を見ていくべき、と言います。そういった視点の「チャネル」や「コンテンツグループ」の機能がGoogleアナリティクスに新たに追加され、その利用の際の視点や詳細を説明されました。また、「集客→行動→コンバージョン」のステップに分けたファネルの視点がGoogleアナリティクスに盛り込まれるようになったと指摘、大局から詳細へと分析を進めていく際の助けになるだろう、とします。
もう一つ重要な視点として、ユーザー軸での分析視点を挙げました。ユーザーを集合に分けて時間軸での変化やその要因を分析するコホート分析を紹介し、新しいセグメント機能「初回訪問日」や「シーケンス」を活用した事例を交えながら、具体的にどのように取り組んでいけばよいのかを紹介されました。
第2部は、衣袋氏の「カスタマイズや外部データ連係を進めてより多面的な分析を」です。新しく登場した機能はどのようなものか、その詳細と活用シーンの紹介という内容で、機能をピックアップしてお話しされました。まず「コンテンツグループ」を取り上げ、実際に実装した例と合わせて、具体的な機能の詳細部分まで紹介されました。
また、データインポートの機能を取り上げ、どのようなことが自分のサイトで適用できるのかといったヒントとして、自らが取り組んでいる事例を紹介されました。「著者名」「原稿料」のデータを取り込み「ページ」データと連携させ、どういった分析ができるようになるのかといった、あまり紹介されないメディア向けの事例でした。他にもアイデアとして、企業情報や顧客の属性情報、気象データを取りこめば、ビジネスによっては有効に活用できるだろう、と紹介されました。
二人の講師とも、機能の詳細だけでなく、その利用の際の視点や具体的な取り組み事例を合わせて説明され、理解しやすい内容だったのではないでしょうか。
【男性 役員】概念的なものは書籍でも多いので、実務的なものがあり、大変満足しました。
【男性 係長・主任】GAは機能の強化が実施されても、反映されるのがアカウントごとにバラバラだったり、機能の使い方自体の説明があまりない(無料ツールなのでしかたがないことは分かっているが、ユーザとしての正直な感想です)。そのため、このような新機能に関しての解説は大変ありがたい。
【女性 一般社員】分析手法の大枠と、詳細の設定について構成が分かれていたこと。理解を深めることができました。ありがとうございます。また参加させていただきます。
【男性 一般社員】具体的な内容を交え、活用方法にも触れて頂いたのでイメージがわきやすかったです。参加者の活用レベルにバラつきがあるかとは思いますが、今後も是非定期的に開催頂きたいです。
【男性 一般社員】第1部・2部ともに、やさしく紐解かれた分かりやすい講義でした。特に外部データ連携、ユニバーサルアナリティクスの解説は参考になりました。
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