コラムバックナンバー
株式会社真摯 いちしま 泰樹
メールマガジン2017年4月12日号より 真摯 いちしま泰樹
アナリティクス アソシエーションは10年目を迎え、記念の特設ページも公開されました。
【特設ページ】2017年、アナリティクスアソシエーションは、10年目を迎えましたその特設ページでは、アナリティクス アソシエーションゆかりの方々から「5年後のアナリティクス」というテーマで短いメッセージをいただいています。
ぜひご覧いただければと思うのですが、実は皆さん、違う表現ながら非常に似た内容をおっしゃっています。自動化、AI、IoT、分析の前後がより重要になるはず、むしろ分析なんかじゃなくその先を取り組みたいのだ、云々……。
そのような内容をいただけるのではと少し期待して、「5年後のアナリティクス」というテーマでメッセージを依頼したというのもあります。
さて、その未来の萌芽は少しずつ出ていますし、皆さんも感じ取っていらっしゃるのではないでしょうか。
たとえば、多くの方々が利用されているGoogleアナリティクス。AndroidやiOSのアプリでは「アシスタント」という機能が利用でき、機械学習で抽出された「発見と提案」のメッセージを確認できます。
自社関係のサイトや私個人のサイトでいくつか見てみますと、このような内容が表示されていました(実際には英語です)。
・先週、新規ユーザーが○○%増えましたよ。PCの自然検索経由の増加が影響していますよ
・いくつかのランディングページで先月CVRが下がってますよ。もし○○してないのなら○○を確認してみては?
・先月、サイト内検索の利用が○○%増え、キーワードAとキーワードBがこれだけ増えましたよ。もし○○ならサイトやページのオファーをそれに合わせてみては?
すでに知っている情報もありますし、取るに足らない内容もあります。能動的に知りたい情報というよりも、どちらかといえば受け身の情報です。
しかし、新たな発見もありますし、人によっては有益な情報もあるでしょう。何より、普段のモニタリングではなかなか気が付かない情報を自動で抽出してきて、かつ「もしこうなら、こうしてみては?」と簡単な提案内容を含むことがあるのです。
2017年、Webサイトのアナリティクスはここまできました。一部は、10年前から(そしていまも)人間が取り組んできた内容かもしれません。
ちょうど昨今、グーグルやマイクロソフトによる翻訳アプリが、そのリアルタイム性と品質で話題です。5年後どうなっているかを想像すると、ちょっとわくわくします。
そして、5年後のアナリティクスもどうなっているでしょうか? あなたはどの領域でどのような仕事をしているでしょうか?
外食チェーンストア、百貨店、Web制作会社(株式会社TAM、デジパ株式会社)、インターネット広告代理店(株式会社アイレップ)を経て独立。2010年にCinciを設立し、のち株式会社真摯として法人化。
マーケティング視点と分析データの根拠を元に、クライアントのデジタル領域のビジネス改善を支援している。a2iセミナー編成委員会。
著書に『Google アナリティクス 実践Webサイト分析入門』(インプレス)。
2025/09/10(水)
オンラインセミナー「手間ゼロの広告レポーティングを「Looker Studio」×「Databeat」で実現する方法」|2025/9/10(水)
ツール研究会の2回目は、Databeatがテーマです。 広告データの収集から蓄積・レポート作成までを自動化できる「Databeat」の活用方 …
2025/08/27(水)
オンラインセミナー「GA4のセグメントで分析が変わる!探索レポート活用術」|2025/8/27(水)
このセミナーでは、Google アナリティクス 4(GA4)をより実践的に使いこなすために探索レポートのセグメント機能を基礎から活用術まで学 …
2025/07/16(水)
オンラインセミナー「【Canva入門 for マーケ担当者】広告・解析レポートをサクッと伝わるデザインにしてみよう!」|2025/7/16(水)
2025年スタートの新企画「ツール研究会」の第一弾は、「Canva」を取りあげます。 急なバナー作成やCTA差し込み、レポート用スライド作成 …
【コラム】生成AI時代、独自性・原体験をどうコンテンツに組み込んでいくのか
株式会社A-can 白砂 ゆき子生成AIが業務に浸透することで、コンテンツ制作におけるリソース配分は大きく変わりました。以前は原稿執筆の作業時間が最も長く、次に構成、そして …
【コラム】国家の統計データは、羅針盤であり内視鏡であり私たちの鏡です
アナリティクスアソシエーション 大内 範行8月1日に米国で発表された雇用統計で、過去の就業者数が大幅に下方修正されたことがニュースで話題になりました。 「いくらなんでも変わりすぎ」と …
仕事をする上で、ピントを合わせることを大切にしている。 筆者はカメラマンではないが、普段料理や愛猫の写真をよく撮る。オートフォーカス機能のお …