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今週、深田武晴さんのこの記事が強く印象に残りました。
「外注も知らない本当のWebサイトの目標(第3回)」

深田さんは、昨年11月の「アクセス解析最前線セミナー」でもご講演いただきましたが、KDDIウェブコミュニケーションズにお勤めで、それより以前は、ウェブ制作の企業にいた経歴をお持ちです。
つまり、ウェブのお仕事の受注側から発注側に転職した方です。


この一連の連載では、発注側が賢くなろうと繰り返し言っています。
発注側が正しい目標設定とその評価指標をしっかりもつことで、仕事のできが大きく変わってくる、という内容です。
この連載の1回目、2回目を読むと、さらに納得します。
深田さんは「発注側がちゃんとしないと、発注の無駄という負の連鎖は止まりませんよ」と言っています。

そもそも発注側のゴールと受注側のゴールは一致しません。口では同じだと言いますが、受注側のゴールは、発注側にできるだけ高い施策を実施してもらい売上を得ることです。
たとえ、リニューアルの結果、売上が下がろうとも、その費用は払わなければならないのです。

では、それを改善するためにどうしたらよいでしょうか?
制作会社やマーケティング会社を変える、というのもひとつの手ですが、それは結局のところ問題の先送りでしかありません。

この負の連鎖を改善するには、発注側の意識改革が不可欠です。
そのウェブビジネスの当事者が、より知識と経験を積み重ね、チームを強化していくことが、唯一の回答です。

今年、私も同じメッセージを発信し続けようと思います。
ウェブビジネスに携わる皆さんは、今こそ、自分たちのチームを強化することが、本当に大切です。
時代は変わりました。ある程度の会社に丸投げしておけば、ある程度の成果が達成できた時代はすでに終わっています。

データやユーザーテストなどを通じて、まず、自分たちのサイトにアクセスするお客様と向きあうことが大事です。
そして、しっかりとした目標設定と評価指標を持って、ビジネスに向きあうことで、大きく成果は違ってくるでしょう。

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