a2iコラム

アナリティクスの証言者たち#01 オンライン対談

小川 卓(HAPPY ANALYTICS)
聞き手:渋谷 泰一郎(a2i編成委員 / ナンバー)

公開日:2026年10月14日 | 動画再生時間:34分22秒

撮影収録:2026年10月・映像制作:STUDIO KAGUA
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動画の目次

  • 01:17登壇回数は講師陣で最多の21回
  • 02:462009年のa2iでも初登壇資料「セグメンテーション!」
  • 08:5420代、リクルートで約200サイトに解析ツールを導入
  • 15:47そして、今、もうGAの画面は見ていない
  • 23:05アナリストは「データ設計」と「動かす力」へ
  • 25:23AIは「分析だけ超優秀な新人」
  • 31:00a2iにひとこと「天職に出会えた」

ウェブアナリストの第一人者・小川卓さん(HAPPY ANALYTICS)は、a2iでの講演が自身初デビュー。当時はアクセス解析のブログを書いている個人が全国で数名しかいない時代だったと振り返ります。
その後、a2iには21回ご登壇いただいており、これは講師陣で最多です。まさにa2iとともに、そして日本のアクセス解析とともに歩んできた、と言って間違いありません。

集計はAIへ。アナリストに残るのは「設計」と「動かす力」

今回はa2iセミナー編成委員の渋谷泰一郎さん(ナンバー)が話を聞きました。
小川さんの2009年の初登壇資料、リクルートでの解析ツール導入、そして「最近はGA4の画面を見ていない」というAI時代の分析の現在地へと話は進みます。集計作業がAIに置き換わっていくなかで、アナリストには何が残るのでしょうか。

17年前と今とで、アクセス解析でやっていることはどれくらい変わったのでしょうか。
小川さんが探し出した2009年の初登壇資料のキーワードは「セグメンテーション」でした。
流入元ごとに行動を分けて比べ、売上につながっている導線を探す内容で、小川さんは「今でも全然このまま話せる内容だ」と言います。

大きく変わったのは作業のほうです。セグメントを入れ替えてはデータを落とし、表とグラフを作る。それを「あと28回やる」。そんな作業はこの2年でなくなり、今はGA4の画面で集計も分析もしていないそうです。それでも小川さんは、アナリストの仕事はなくならないと話します。ゴールを決めること、取るべきデータをきちんと取ること、改善案を実際に動かすこと。集計に使っていた時間を、こうした本来の仕事に回せるようになったのです。

では、AIの提案はそのまま使えるのでしょうか。AIに分析させると「インフルエンサーマーケティングをやりましょう」「ページ速度を上げましょう」のように、どのサイトにも言えそうで実際には使えない案を出してくることがあります。予算や人員、やらないと決めていることといった会社ごとの事情を教え、出てきた案に経験からの勘どころを足すのは人間の役割です。小川さんは、その経験もAIの案を試して振り返れば若い世代でも積んでいけると言います。皆さんの現場では、AIをどんな「新人」として迎えていますか?

「もう私、最近は全然GA4の画面って見てなくて、そこで分析・集計は一切してないですね」

「要はすっごい分析ができる新人のアナリストなんですよ。転職してきた。分析すごいできるんだけど、(中略)何をやらないのかとか、何をやるのかとかって決めてるルールってやっぱり会社ごとにいっぱいあって、それを生成AI側はもちろん分かってない」

出演者プロフィール

小川卓

小川 卓

株式会社HAPPY ANALYTICS|代表取締役社長

ウェブアナリストとしてリクルート、サイバーエージェント、アマゾンジャパン等で勤務後、独立。KPI設計、分析、改善を得意とする。ブログ「Real Analytics」を2008年より運営。全国各地での講演は600回を突破。詳細なプロフィールを見る

渋谷泰一郎

渋谷 泰一郎

株式会社ナンバー|代表取締役(a2i編成委員)

ウェブと紙媒体の制作会社を経て、ポータルサイトのニュースサービスを担当。その後、広告代理店にてウェブアナリストとしてクライアントのウェブサイト、広告、SNS、スマートフォンアプリの分析および解析を担当する。2014年から個人事業として独立。株式会社ナンバーを設立。詳細なプロフィールを見る

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