コラムバックナンバー
株式会社ALBERT 浜田 和美
メールマガジン2017年5月24日号より ALBERT 浜田 和美
セミナーや講座の参加者からの感想で、「実務に直結する内容を聴きたい」という声をいただくことがたびたびあります。仕事で忙しい中、限られた時間を割いて話を聴きますので、自身の実務に関係する項目のみをかいつまんで学びたいという思いは当然湧き上がるでしょう。先日、社内の分析業務がメインではないメンバーに対して、統計検定3級を解説する機会がありました。メンバーには分析をこれから始めようとするビジネスパーソンという設定で説明を聴いてもらいました。
その解説でも実務に直結するような内容のほうがいいのでは、というフィードバックがありました。
しかし分析に限らず何かの専門領域の勉強をする際は、型通りに学んでいくことを提案したいです。
※「統計検定」とは、統計に関する知識や活用力を評価する試験です。
総務省が後援している検定で、学生時代の数学レベルから実社会での統計専門力を問うレベルまで7つの級があります。
統計検定を例に続けますが、統計検定3級では相関係数が登場します。
相関係数は広告費と売上高の関係や、クリック率とコンバージョン率の関係など実務に使えるものとしてイメージしやすいものでしょう。
相関係数の前に分散や共分散、偏差値などが出てきます。
それぞれが全て実務に直結するわけではないですが、相関係数の数式の中に出てくるものです。
前段の知識を身に着けておくほうがどういう結果であると正しいか、出てくるはずのない数値はどのようなものかなどが把握しやすくなります。
流れや型に沿って学ぶことは、今後自身が知りたいことをより深く正しく学ぶためのいわば「お作法」のようなものです。
統計検定や分析に限らず、そのジャンルの知識が浅い場合、自身が直近で必要なことのみをかいつまんで学ぶよりも、「お作法」を覚えて学んでいくほうが結果的に効率良く学ぶことができると改めて考えました。
※順序立てて勉強していくことに関しては、過去にいちしまさんがコラムで執筆されていましたので、あわせてご覧ください。
【メルマガコラム】ツールは自己流の理解より、順序立てて学習する方が早いと改めて思った
学生時代は算数・数学アレルギーでしたが統計検定を受験するために数学や統計の知識を学ぶことで、改めて正しい数値の扱い方が理解できるようになりました。
直近の6月実施分は既に申込締切が過ぎていますので、興味のある方は11月26日分をチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
レコメンドエンジンや感性検索システムなど様々な新規サービスの企画・導入・運用に従事。
2012年、デジタル広告部門新設に伴い異動。実験計画法を用いたクリエイティブ最適化やダイナミックリターゲティングバナーの導入・運用、営業支援、メディアプランニングに携わる。
現在はコンサルタントとして旅行会社や食品メーカー等のクライアントを担当。プライベートDMPの導入・運用支援ならびに、広告部門時代の知見を活かしDMPを用いた広告施策のプランニングも実施。
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