コラムバックナンバー
メールマガジン2013年10月29日号より 衣袋 宏美
「Amazonは税金を払って投資している」という記事がありました。
これはもう一つの「今期も赤字!アマゾンの驚くべき経営手法が分かるたった1枚のグラフ」という記事を受けてのものです。
大胆に一言で内容を表すと、後者は「アマゾンは殆ど利益をださず、収益を投資に回している」ということを一つのグラフから推察したのに対して、前者は貸借対照表と損益計算書の二つをしっかり見ると、違う世界が見えますよという内容です。
どちらの意見がより正しそうかについては、私はアマゾンの経営実績を分析してませんので論評しませんが、私の意見はタイトルに付けた「結論は一つのグラフでも、裏には多数の実証データを用意しておこう」です。論点が同じレベルではありませんが。。。
私が社会人になった時、最初は経理のような仕事をしていました。当時所属していた技術系出身の部長さんで、後に事業部長になられた方に、経営数字については大変鍛えてもらいました。これが数字にうるさい今の私の原点でもあります。
当時月次で売上実績などが出た後に、部長の彼が経営トップに対して業績に関して説明する資料をまとめる立場にあり、その資料作りを部員の私たちが担当していました。我々部員が部長に対してその資料を事前説明する際に、辻褄が合ってないところは厳しい追及がありました。
経営者にのし上がる人の資質をまざまざと見せつけられた気がしますが、ポイントは「大局を押さえつつ、細部に対しても徹底的に追求する姿勢」です。彼がさらに上の人に説明する時に、質問されることを想定した追加資料なども綿密に用意させられたことは言うまでもありません。
確かにニュースやブログなどでは、分かりやすく一言で言い切ることが伝える技術としては大事ですが、キャッチーであればあるほど一人歩きすることを意識し、確かな分析も裏では用意しておいたほうがよいでしょう。
まあ経営分析もアクセス解析と同じで、客観的なデータに加えて、経営者の考え方といった定性データも重要なので、本当のところはアマゾンのジェフ・ベゾスに聞くのが一番でしょう。本音を話すとは思えませんが。
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