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広告の効果は、出稿量よりブランド力やクリエイティブ力に大きく左右されるそうです。これはアクセス解析イニシアチブで、現在隔週開催しているアトリビューション分科会という勉強会で聞いた話です。


原典はビデオリサーチ編の「広告効果の科学」だそうです。2009年2月5日に日本経済新聞出版社から発行されています。それ程古くない本ですから、古典的な研究論文という訳でもありません。

この本は見たことがないので、細かい部分は正確にお話できませんが、広告の効果とは何かを定義した上で、出稿量といったデータやアンケート調査などから分析をしたものだと思います。

ウェブサイト周りのアクセス解析や広告効果測定によって、広告の出稿やその成果を可視化しながら、ウェブサイトの最適化に我々は取り組んでいます。

アトリビューション分科会はどちらかと言えば、ウェブマーケティングの成果の中で見えている範囲の中で、そのデータをよりよく活用して、広告の費用配分の最適化を考えていこうという取り組みの勉強会です。

しかし「広告の効果は、出稿量よりブランド力やクリエイティブ力に大きく左右される」ということであれば、アトリビューションの取り組みは広告活動のごく一部に過ぎないという言い方もできるわけです。

逆に言えば広告出稿予算に限りがあっても、クリエイティブの力でそれを補完することができるともいえます。結局はそれぞれの要因において、最大限の最適化を続けていくということが、いずれにしても必要でしょう。ですからアトリビューションの最適化も依然として重要なテーマであることに違いはありません。

マスメディアを使うような大企業の事情と中小企業の事情も違うでしょうし、業種・業態によっても広告効果を一律に考えることは無理です。そんな中で、改めてマクロ、ミクロ的な効果や数字の使い方というものに気を配っていく必要があると再認識しました。

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