コラムバックナンバー
メールマガジン2011年8月9日号より Cinci いちしま泰樹
個人的に興味深かった先週の記事のひとつはこちらでした。
各指標のチェックに振り回されていませんか?劇的な成果につながる新マーケティング手法「A&E」の全貌(MarkeZine)
MarkeZine Dayでのビービット代表遠藤氏の講演の内容をまとめた記事なのですが、改善のプロセスにおける「仮説」の考え方のひとつが語られています。「A&E」というモデルが提示されていますが、根底にある考え方には非常に共感します。
サイトには必ずいくつかの目的があります。広報的役割、引き合い獲得や購入、ブランディング…、それらには「誰に」という想定される対象者がいて、「こうなってほしい」という想定されるゴールがあります。
そしてそのサイトの改善のプロセスのひとつは、その目的は果たされたのか、ゴールに向かっているのかどうかを検証する作業になります。見ていくものは、想定した対象者がサイト上で「どうだったか」。それがそのまま仮説となります。
遠藤氏が語るとおり、サイト改善のプロセスでデータの分析だけから問題点や課題を発見することはほとんどありません。目的なく数字を見ても、それは素っ気のない数字です。数字が意味を帯びてくるのは、そのような「仮説」などを持って前のめりで数字を見に行った場合でしょう。その際の鍵のひとつが、「誰に」「どうしてほしかったのか」というもの。
そうすると見るべき項目が絞られ、分析から改善への流れが速くなります。
分析というと、データを小難しくこねくり回して、思いも寄らない結果と改善案を期待する人もいるかもしれません。しかし、想定した対象者に対して想定した行動がされているかどうかの確認も多いものです。ひとまずシンプルに俯瞰してみることも大切です。
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