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個人的に興味深かった今週のブログ記事のひとつはこちらでした。

アクセス解析を初めて知る人に話す時に考えること | 運営堂

運営堂の森野さんが、普段お客様に対してどのようにコミュニケーションを取ってらっしゃるかが窺える内容です。

この文章の中段、アクセス解析を健康診断になぞらえるくだりがあるのですが、Webビジネス改善とアクセス解析の活用の関係のひとつをうまく表していると思います。


・サイトの健康状態を表す指標を知る
・通常はどれぐらいかを知る
・どれぐらいになったら異常かを知る
・その原因として考えられることを知る
・その対処法を知る

たとえ話としてよく使われるものでもあるのですが、ざっくりとしたKPIの考え方、取り組み方が簡潔に表現されています。

加えるとすれば、「目標値を持つ」「目標に近づけるにはどうすればよいかを考える」といったところでしょうか。ビジネスのモニタリングとして、目標となる数字を掲げることは大事なことです。

また、サイト全体の数字だけではなく、広告経由の場合の数字、特定の検索キーワードカテゴリーでの数字、新規ユーザーやリピートユーザーの数字というように、戦術のターゲット層に近しい流入でセグメントを切って数字を見ていくと、その後の改善策が具体的にイメージできます。

アクセス解析ツールは、画面を開くと数多くの詳細な数字がすぐに見えてしまいます。つまり、森を見る前に木の葉の状態が簡単に見ることができてしまうんですね。最初から木の葉の色づきや健康状態のチェックで途方に暮れるのではなく、まず森の大局を見ていきましょう、必要に応じて、区画から木、枝、葉っぱへと視点を移していきましょう…、Webビジネスのモニタリングと改善フローとして、ひとつは間違いなくこの方法です。

アクセス解析などのデータ活用にいまひとつしっくりきていないのであれば、細かなところに最初から気を取られるのではなく、概要の把握からブレイクダウンしていくことをおすすめします。

Google Analyticsセミナー「基礎から応用改善まで」を開催します(2011年2月26日土曜日)

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