コラムバックナンバー

先月末にGoogle Analyticsなどで外部リンクのクリックの計測についてテストを繰り返し、以下の記事を自分のブログに投稿しました。

Google Analyticsの外部リンクonClick計測、ChromeとSafariでそもそも動かないんだ
http://ibukuro.blogspot.com/2010/11/google-analyticsonclickchromesafari.html
Yahoo!アクセス解析で標準実装の外部リンク計測、ChromeとSafariで動かず
http://ibukuro.blogspot.com/2010/11/yahoochromesafari.html

有識者のフィードバックが少なく真相はわからないのですが、外部リンクでサイトの外に出たことを計測したい場合に、Google Analyticsの標準的な実装方法でも、ブラウザによってはデータが飛んでこないというのが、私のテストの結果です。詳しくは上記のリンク先をご覧ください。


はじめは外部のスクリプトを使ってうまく動作しないブラウザがあるので、未熟なJavascriptの記述などに問題があるのかと思ったのですが、GoogleAnalyticsの標準的な実装方法でも、Yahoo!アクセス解析の方でも同じ結果になったので、ChromeとSafariで動かないというブラウザに依存する問題なのかもしれないというのが現時点での判断です。

今回はある問題意識があって、徹底的に動きを調べてみる必要があり、主要なブラウザ全てで確認してみたのです。まさか今まで100%信用していた手法が、実はそうではなさそうだということがわかり驚愕しました。疑い深い自分ですら、思い込みをしていた部分があるということを思い知らされました。

アクセス解析では参照元、滞在時間など少し信頼性が低いデータや指標があります。2010年7月にリリースした下記のようなドキュメントの重要性は変わらないと改めて思います。

アクセス解析の集計と用語定義ガイドライン(第2版)を発表
https://a2i.jp/activity/release/4947

新任のウェブ担当者の方がいらっしゃいましたら、お勧めしてください。言葉通りの意味合いだと思うと痛い目にあう指標もありますし、経験者でも、知っている積りの指標を正しく理解していない場合があります。

ウェブサイトを良くするための秘訣みたいなことは一切書いてないので即効性はありませんが、応用は基礎の正しい理解の上に成り立っているということで。

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