コラムバックナンバー

個人的に興味深かった今週のブログ記事のひとつはこちらでした。

聞こえの良い3つの言葉、「PDCA」「ROI」「最適化」について 〜「PDCA」編〜 | MARKETING METRICS Lab.

「PDCA」「ROI」「最適化」という3つの「聞こえの良い言葉」が体のいい言葉として氾濫し、NGワードになるのではという危惧から、「PDCA」についての考えを改めて述べているという内容のエントリーです。


この筆者のPDCAの考え方に異論はないのですが、それよりも私が大きく頷いたのが冒頭のくだり、聞こえの良い3つの言葉について。

マーケティングの領域、広告の領域、アクセス解析を含めたデータ分析の領域、いずれにおいてもこの3つの言葉はよく目にすることと思います。主にソリューションを提供する側から提案の前提として発せられるように私は感じますが、どうでしょう。

3つとも概念的な言葉であるため、使い勝手がよいというのもあります。曖昧な「逃げ」としてこの言葉を用いるのは論外ですが、「概念」からより具体的なところに落とし込まないといけないということです。

「PDCA」であればそれぞれのステップでの具体的な施策や方法や役割など、「最適化」であればそれぞれのスコープを切った上での具体的な施策など、それらが提示され、実行に移されて初めて意味をなしてくるキーワードのはずです。

これらの言葉を使う際、発する側も受け止める側も、「じゃあ実際、具体的にどういうことをするのか、それはどういう意味なのか」をお互い確認し、プロジェクトを前に進めなければいけません。

私も長く提案する側におりますが、このような言葉を使う際は、必ずこの先がイメージできるところまで提示しています。「PDCAを回さないといけません」「ROIを向上しなければ」「最適化します」だけでは、それは改善提案でも何でもないですよね。煙に巻いているだけです。

折しも、12月7日にアクセス解析イニシアチブは「ウェブビジネス最適化セミナー」と題したイベントを行います。「最適化」とありますが、机上の空論ではない、現場の具体的な実践の様子をお話しいただける予定です。ぜひ足をお運びください。

ウェブビジネス最適化セミナー 小さなチームで大きな成果 12月7日(火)午後開催

一つ前のページに戻る

a2i セミナー風景イメージ

あなたも参加しませんか?

「アナリティクス アソシエーション」は、アナリティクスに取り組む皆さまの活躍をサポートします。会員登録いただいた方には、セミナー・イベント情報や業界の関連ニュースをいち早くお届けしています。

セミナー・イベント予定

予定一覧へ

コラムバックナンバー

バックナンバー一覧へ