コラムバックナンバー
メールマガジン2016年6月15日号より 真摯 いちしま泰樹
この最近読んだ記事で印象に残っているのは、Unyoo.jpのこの記事でした。
AdWordsの「データドリブンアトリビューション×自動入札」から考える、広告運用者のこれから | Unyoo.jpAdWordsでの入札の自動最適化の機能と広告運用者の今後の関わり方の話です。最後の方の一節が非常にそのとおりだなと思います。
—
ここで重要なのは、「自動化だから人手が要らない」ということではなく、自動化の促進によって、手動で行う仕事が高度化(上流工程へシフト)し、創造性が必要な仕事の重要性が一層高まっているということだと思います。自動化が進めば進むほど、「仕組みを理解」して「適切な意志決定」ができる人材の市場価値は以前より高まるものと考えられます。
—
普段の私の業務においても、例えばクライアント様の各サイトのモニタリングやイレギュラー事象の発見などは、自動化のテクノロジーの進化をまずはより期待したい領域です。
いまでも、いくつかの仕組みや機能をトライしていますが、まだ「自分たちが気付かない部分を拾ってくれればラッキー」のような感じかもしれません。
このようにテクノロジーを利用する一方で、テクノロジーを理解、指示し、その提案を疑えるかがますます重要なのだろうと感じます。ひとことで言うと「コントロール」でしょうか。
・テクノロジーの仕組みをどこまで理解できるか
・テクノロジーに対してどう情報を定義するか、指示するか
・テクノロジーからの提案をどう受け止めるか
テクノロジーに期待しているのは「処理」と「解釈」です。大量かつ高度なデータ処理からの解釈を拝見したいのです。それには当然ながら仕組みの理解や定義、設定が必要で、解釈をそのまま右から左に流してはいけないということです。
マーケティングとテクノロジーの関わり合いがより強くなり、マーケターはうまくテクノロジーを「取り回す」ことが求められます。
私は、ややもすれば古い様式の思考や行動を好むタイプの人間で、やれ手書きのメモが良いだの、やれユーザー行動観察やログをつぶさに見ることで得られるものがあるだの、うっかりすると手間がかかる方やアナログな方の価値に重きを置きがちです。
よりモダンな方に身体を寄せて積極的に利用しつつ、仕組みの理解と適切な意志決定を心掛けていたいところです。
最後まで「ディープラーニング」「AI」というキーワードを避けて書きましたが、私が今後より向き合うことになるのはそこだろうと思います。
2024/12/10(火)
オンラインセミナー「【GA4導入・活用術】事業会社と自社サービス担当者が語る!」|2024/12/10(火)
GA4を導入したいけれど、チーム内の理解を得られずに進められない、または導入はしたものの活用しきれていない――そんなお悩みはありませんか? …
2024/11/13(水)
オンラインセミナー「参加無料!超初心者向け!GA4にログインはできた。その次に何をすればいいかわからない人のためのセミナー。サイト改善の知恵袋付きです。」|2024/11/13(水)
GA4にログインしても何が何だかさっぱりわからないことは多いですよね。でも、Webサイトのことは知りたいし、できれば改善点も知りたい…。そん …
2024/10/30(水)
オンラインセミナー「コンテンツのKPIと評価~GA4を使った効果分析~」|2024/10/30(水)
オウンドメディアを運営し、コンテンツマーケティングに取り組む企業が増えていますが、「どのように評価すればよいかわからない」「コンバージョンが …
みなさんこんにちは。渋谷にある大学、日本経済大学で教員をしております、金谷武明と申します。以前はGoogleという会社でYouTubeで検索 …
衆議院選挙が終わりました。選挙のたびに開票の時刻と同時に当選確実が出る「出口調査」の予測が話題になります。 今回、開票と同時に出した主要メデ …
【コラム】最終的に固有名詞で指名検索されるにはどのようなコンテンツマーケティングに取り組むべきか、と考える
株式会社真摯 いちしま 泰樹生成AIの急速な展開にやや戸惑い気味です。普段の業務や調べ物に生成AIを利用する機会が増えましたが、コンテンツ制作やアウトプットの課程が変わ …