コラムバックナンバー
メールマガジン2016年1月27日号より a2i代表 大内 範行
今年で7回目となるアナリティクスサミットの開催日付が4月21日木曜日に決まりました。場所は東京の汐留です。申込開始は2月中旬を予定しています。
今回のサミットは、部門を超えた施策の取り組み、という話が各講演の軸になりそうです。複数の事業部門に散らばったデータをどう統合するか?
各部門が個別に最適化に取り組む現状を、いかに会社全体の取り組みに変えていくか?
CRMとウェブデータの連携をどう成功させるか?
こういった取り組みを行う場合、トップダウン型とボトムアップ型という2つの型があると言われています。
イメージとしては、やはり会社の上位部門が重要性を理解して、トップダウンで進めた方が、スピードが早いと考えられます。
こうした取り組みに、まさに今苦しんでいる人は「トップの理解がもっとあれば」と考えている方も多いのではないでしょうか?
しかし、実際に事例を詳細に伺って、その取り組みを時系列で深く追って行くと、2つの対立軸には分けられない、むしろ現実には両輪が入り混じって進んで行くんだなと実感します。
ある会社A社の事例では、トップダウンで施策に取り組んだものの、すでに各部門が、自分たちの業務範囲で最適化に徹底的に取り組んでいるため、「全社での取り組み」は、かえって自分たちにとっては損だと考えてしまいます。
別の会社B社の事例では、ボトムアップを根気よく取り組んでいった結果、横のつながりから、徐々に全社的な取り組みになっていきますが、最後の牙城はトップの理解、というところで奮闘しています。
どちらの例でも、ブレークスルーにつながるポイントがありました。
それは結局「本質的なポイント」に戻って進める、ということに鍵がありそうです。
A社の場合、「顧客のために我が社はどう接するのか?」つまり、顧客へどうアプローチするのか?という本質のところを、全社で文章化して、大方針を定義した後に進み始めます。
B社の場合は、「ウェブの来訪の店舗への影響が、どれほどビジネスインパクトがあるか?」そういった分析からの仮説を出して、トップの説得に成功していきます。
アナリティクスから改善まで、その取り組みをスピードアップするのは、本質的な課題に改めて向き合うこと。サミットを終えたあと、そんな実感を持っていただけるような場にしたいと思っています。
今回のサミットは、「成果に向かって速度を上げよ」というテーマに設定しました。
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