コラムバックナンバー
メールマガジン2015年9月30日号より a2i代表 大内 範行
サッカーマガジンZONEというサッカーの雑誌があります。サッカーに興味が無いので関係ないと思うかもしれませんが、今月号の特集は「データ」です。
私たちアナリティクスアソシエーションからも、大内が、ビジネスのデータ分析の記事を書いています。そもそものご依頼は「サッカーのデータ分析にビジネスのデータ分析の考え方が使えるか、というテーマで書いてみませんか?」というお話でした。
大内は大のサッカー好きですが、とはいえサッカー業界に身をおいたわけではありませんので、完全な門外漢です。私自身ちょっと(実はかなり)心配ではありましたが、結果的に特集の先頭記事として取り上げていただくことになりました。さて、ベッカムが表紙の、データ特集のサッカーマガジンZONEを読んで、私自身、他の方の記事からいくつか発見や気付きがありました。とりわけ興味深かったのは、別のスポーツ、フェンシングやバスケットボールのアナリストが、サッカー日本代表のデータを分析する記事でした。他のスポーツの方がサッカーを分析をする、という切り口に驚くと同時に、たとえば、フェンシング日本代表のアナリストの千葉さんの以下の言葉に、とりわけ深くうなずいている自分がいました。
「分析をしていく上で必要なのは、目的意識です。『なぜ』を繰り返して、これ以上出なくなるところまで考えていくプロセスにおいてデータが生きてきます」
データ解析やデジタルマーケティングに携わっていると、当たり前のことながら、とても大事なこと、というのがあります。この当たり前で大事なこと、というのは、頭ではわかっているのですが、日常業務の中で、ついつい見落としがちです。
それがある日、突然「気付き」として、まるで映画の中で響く教会の鐘のように、ゴーンゴーンと鳴ることがあります。
こういう「気付き」は不思議に、他の業界の話を聞いたり、違うエリアで活躍する人の話を聞いた時、とりわけ大きく響くのではないでしょうか?
最近のエピソードでは、ラグビー日本代表のエディ・ジョーンズ監督の話がつながります。ついこの間、ラグビーのワールドカップで、強豪の南アフリカに対して、最後のトライを決めて、勝利しました。監督のエディ・ジョーンズは、日本で成功しているスポーツが何かを調べ、野球の原辰徳監督や、女子バレーボール、女子サッカーの監督にも、教えを請いに行ったという話です。
外側の視点を、自分に与えることは、データ分析というエリアにおいて、特に重要だと思います。
日常の業務を離れて、ぜひ、他の業界の話を聞いたり、時にはスポーツの話を読んだり、そんな機会を大事にしたいと改めて思いました。
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