コラムバックナンバー
メールマガジン2015年9月16日号より 真摯 いちしま泰樹
先日a2iが開催したセミナー「大内といちしまが悩んだ末にたどり着いたKPIのレシピ」では、「KPIはどんどん変えていいですよ。プロジェクトのフェーズによって変わるし、役割や責任によっても変わりますよ」という話をしました。
【活動報告】セミナー「大内といちしまが悩んだ末にたどり着いたKPIのレシピ」(2015/9/9)以前は私も、KPIはもっとかっちり定義されたもので、頻繁に変えてはいけないものだととらえていました。役職の偉い人が決めるもので、かしこまって扱うようなニュアンスすら感じていました。
そうではなく、プロジェクトの成長を次のフェーズに進めるには、KPIもそれにあわせて変えなければいけません。KPIや施策が誤りだった、適切ではなかったということもあるはずです。プロジェクトの規模にもよるでしょうが、四半期から半期ごとに「このKPIのまま継続するか、変えるか」と見直すことは非常に大事だと思います。
一方で「譲れないもの」も必要です。プロジェクトにおける譲れないものは、大きなゴールや目的になるでしょうか。事業方向転換の際はそれすらも変えることになりそうですが、頻繁に変化するものではないはずです。
普段の考え方や利用しているものを変えることは、簡単ではありません。そこにはパワーが必要です。一方で、なんでもかんでも変えていいというわけでもなく、譲れないものと変えなければいけないものを、区別しなければなりません。こうやって言うのは簡単ですが、「変わること/変えること」は、やはり実際にやってみるととても難しいものです。
昔から「変わること、変えること」のメッセージは多くありました。20年前の日産のメッセージ「変わらなきゃ」(そしてその後の「変わらなきゃも変わらなきゃ」)、アメリカのオバマ大統領が2008年に使ったスローガンのひとつ「Change」、よく引用される「生き残るのは最も強いものでも最も頭のいいものでもなく、変化に対応できるもの」というメッセージ、などなど。政治も常に「変革」を掲げています。
そこまでしても、ややもすれば「そんなに変わったっけ?」と言われたりします。おそらく変化を意識しなければ、それこそまったく変化しないのでしょう。
譲れないものを持ちつつ、「変化」をより意識していたいと思います。
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