コラムバックナンバー

9月に入り急に気温も下がって来ました。シルバーウィークはカレンダー通りでも5連休、秋の夜長にゆっくり読書をという方も多いかと思います。

前回寄稿の際にロジカルシンキングを鍛えるにはどのような方法があるかというお話をしたところ、いくつか直接反響を頂き、参考図書があれば是非教えて欲しいというリクエストをいただきましたので、(すでにお問い合わせ下さった方にはお答え済ですが)今回はロジカルシンキングに関する図書をご紹介できればと思います。前回のコラム
【メルマガコラム】ロジカル思考の高め方

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▼入門 考える技術・書く技術/山崎 康司 (著)
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先のコラムで、「ロジカルシンキングは国語力である」とご説明しました。話す力、書く力、聞く力を高めることは、いずれもロジカルシンキングの力を高めることにつながります。

本書では、主語・述語の関係説明に始まり、[読み手にいかに伝わるか]という視点から文書・メールの論理的な書き方について非常に詳細な説明がされています。たいへん参考になる1冊です。

タイトルには「書く技術」とありますが、考えを形にする方法や構成の仕方については、プレゼン資料や分析資料の作成などでも活用できる方法です。

また「考えるプロセスと書くプロセスを分ける」という方法も推奨されています。データ分析でも、分析課題を整理するプロセスと、分析を実行するプロセスに分けますが、その理由についてはビジネスシーンにおいては共通であると認識させられます。

ロジカルシンキングの基本でもあるピラミッド構造や帰納法・演繹法にも触れてあり、それらを用いた実践的な課題も多くありますので、書く技術を高め、ロジカルシンキングを鍛えられる素晴らしい1冊であると思います。

入門 考える技術・書く技術/山崎 康司 (著)

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▼「超」MBA式ロジカル問題解決/津田 久資 (著)
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「ロジカルシンキングの目的は問題解決」と言われています。

本書は、そのために重要である「マインド」「ツール」「情報」という3つの視点から問題解決について論じられています。特に「マインド」については結論思考の重要性が強く説かれています。

制約が多く、限られた選択肢の中で最適なものを選択しなければならない分析者、アクセス解析の担当者の業務においては非常に多くの示唆を得られる図書ではないでしょうか。

「超」MBA式ロジカル問題解決/津田 久資 (著)

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