コラムバックナンバー
メールマガジン2015年1月21日号より 真摯 いちしま泰樹
他者の視点の重要さ、あるいはパートナーシップのあり方について、白髪の話題から書き始めてみたいと思います。
4年ほど前の話です。大阪にいたときの会社の社長にご挨拶に伺ったとき、雑談している中で言われた言葉を覚えています。
「いっちゃん(私のことです)、白髪増えたなあ」
もともと少し若白髪の体質だったので、言われたときはそれほど気にもせず、「いやあ、毎日苦労が絶えなくてですね」と笑顔で答えたのでした。その数日後、事務所の洗面所の鏡に映る「疲れ切った顔の白髪交じりの中年男」の姿を、私は見ることになります。考え事をしながら手を洗っていて、ふと顔を上げたときに目に入った顔が自分の顔に思えず、結構ショックだった記憶があります。
その後すぐに美容院で髪を染めてもらい、いまに至ります。なんだかんだ言っても、人は見た目が大事です。
さて、私は毎日見ていたはずの「指標」の変化に、自分で気が付いていませんでした。自宅もオフィスも洗面所の照明は暖色系の光が上から当たるため、気が付きにくかった、というのは言い訳でしょう。
また、指摘されたその指標が実は重要なものだったということにも、改めて気付かされたことになります。
自分や自社のことは、わかっているつもりでも案外わからない。灯台もと暗し、もしくは「そんなはずはない」という虚勢の典型的な例です。その社長にはとても感謝しています。
このような「指標の変化」や「それ大事だよ」ということに、自分たちで気が付くのか、あるいは他者に見つけてもらうのかということは、ビジネスの改善の側面でも同じことが起きています。例えば、アナリティクスの領域の人材を自社に取り込んで、自分たちでがんばって見つけていくのか、あるいは要所要所で外部のパートナーに手伝ってもらうのか、というものです。
自分たちの力だけでももちろん改善に向かうと思います。一方で、パートナーのサポートを受ける方が早く進められることもあります。私の白髪は、そのうち自分で気が付いたかもしれませんが、はたしていつ気が付いていただろうかと思うと、そこに自信はありません。
他者の視点はとても重要です。
これは、私や私の会社が企業をサポートする立場だから、そのようにヨイショしているのだろう、と思われるかもしれません。まあそのとおりかもしれませんが、一方で私も他者の視点をとても必要としています。経理や法律の領域は相談先がいなければ困りますし、SEOや広告の領域もその専門の方々の意見を仰ぎたいものです。私の専門領域ですら同じです。仮に、各領域に長けた人が自社に加わったとしても、他者の意見が貴重であることには変わりません。
自分たちで切り開いていくのか、他者に指摘してもらうのか、はたして自分たちはいつ発見できるのか。改善に進められるのか。
昨年12月の石井陽子さんのコラムでも、今後のパートナーシップのあり方について触れていました。リソースをすべて自社で賄うのがむずかしくなっている中、パートナーとどう組んでいくのかという「課題」は、重要になってくるはずです。
アナリティクスの領域であれば、気付いていないことを指摘してくれたり、分析の手法を教えてくれたり、分析そのものを担当してくれたり、そもそも自分たちの視点が適切かどうかの意見をお伺いしたり、そのような相談が多くあると思います。a2iや私は、それに応えられる立場でありたいと考えています。
そして私が言われたように、白髪が目立ち始めた人に「白髪増えてませんか」と恐る恐る小声で伝えているような場面が、増えればよいなと思っています。
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