コラムバックナンバー

2015年新年を迎えました。今年のアナリティクスはどんな進展を見せるでしょうか?
データドリブンへのシフトは、ますます進んでいくことは間違いないでしょう。しかし、一方で、ビッグデータやオムニチャネルといったバズワードが賑やかになる割に、現場は思うように進まない、そう思う場面が増えるかもしれません。
私たち現場が、チャレンジすればするほど、そこには新たな壁が立ちはだかります。進めば進むほど、データの壁、スキルや技術の壁、組織の壁が、私たちの歩みを拒むかもしれません。しかし、それは前に進むために必要なステップです。一般的にマーケティングやアナリティクスの取り組みは、少し先を行く米国の動きを追いかけます。米国と日本の間にあるギャップを埋めるように、進展していくと思われますが、しかし、一方では日本独自の道を歩む部分もあるかもしれません。
私自身が、2015年の初頭に注目するのは、以下4つのギャップです。

1) モバイルアプリへのシフト

米国ではモバイル利用者の86%がウェブではなくアプリを利用しています。一方、日本では70%の利用という調査結果が出ています。サーチやSNS、そしてゲームでそのシフトが顕著ですが、eコマースでもアプリへのシフトは進んでいくのでしょうか? このトレンドの中、マーケティングやアナリティクスは、十分対応できる環境になっていくでしょうか?

2) A/Bテストへのシフト

具体的な数値はありませんが、長らく日本では、A/Bテストや多変量解析のテストが、米国に比べ、活発ではありませんでした。米国のアナリティクス担当者と話すと、いつも不思議に思われてきました。昨年は、このトレンドが大きく変化したと感じました。2015年は間違いなく日本でも活発になっていくと思われます。

3) プログラマティック広告へのシフト

米国では広告の世界で、リアルタイム・ビッディング(RTB)を軸に据えたプログラマティックへのシフトが顕著になってきています。米国におけるプログラマティック広告は、2014年、ディスプレイ関連広告費の62%を占め、2018年には82%に達するという調査結果もあります。日本ではこのシフトが急速に進むのでしょうか?

4) CMOなど組織の変化

米国では、フォーチュン500の企業の62%がCMO職をおいている一方、日本でCMOを設置している上場企業の割合は10%に満たないと言われています。
今後、このギャップは埋まり、CMOが増えていくのでしょうか?

特に、CMOに限らず、組織や人員のスキル、専門性の点で、日本と米国には大きなギャップがあります。人事異動や代理店の重要度の高さ、縦割りの組織といった日本的な面が、今後、大きな変化を要求されていくのは間違いないでしょう。しかし、単純に米国を追随するのではなく、きっとそこには日本的な最適解があるだろうと考えています。

データドリブンとユーザー中心はオモテウラ一体です。ユーザー中心に機敏に対応していく組織はどうあるべきか? その点は今後大きく注目していきたいポイントです。

私たちアナリティクスアソシエーションは、2015年、まずは現状を知るところからはじめたいと考えています。
今回、皆様へのアンケート調査のお願いをする予定です。
来週頭に、皆様にアンケート調査のお願いが送付されますので、ぜひ、ご参加いただきますようお願い申し上げます。
今年もぜひ、よろしくお願いします。

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