コラムバックナンバー

データからいくら良い気づきがあっても、レポートが相手に伝わりにくければ、努力が無駄になってしまう、でもどうやって上達させていけば良いかわからないことはありませんか?

私は元々レポートの表現が苦手で、そもそも理系畑では無かったのもあり、エクセルスキルはもちろんグラフ表現力も乏しく、この点ではかなり苦労しました。
当初は特に、書籍にあるような例題がいまいちピンと来なかったり、業務上では練習を理由に色々なデータが自由に出せるわけでもない。そもそも時間もないですから、練習になるようなネタ探しに困ることもあるわけです。

私はそのような時、身近に起こったことや興味のあることをネタに、練習していました。自分が興味のあることなら、想像力(応用力)も出やすいし、取り組みやすい。
例えば、最近とても面白かったことがありましたのでそれを例にとってみます。

~テーマ  温泉の大浴場で繰り広げられる年代別の『話題』~

数ヶ月前に事故をした私は、足の治療も兼ねて近場の温泉に通うようになりました。ここは、20歳になるかならないかの学生風の子から、80歳ぐらいのご近所のお婆様までと、幅広い客層でいつも賑わっています。そしていつしか私は、来ているお客さんの会話に耳を傾けるのが楽しみになってしまいました。なぜならここでの会話を聞いていると、興味関心事が年代によって全く違っていることが、すごく良くわかるからです。

これはもちろん私感ですが、20代は彼氏や仕事のこと、30代になると子供と結婚、ご主人(パートナー)のことが中心。これが40代50代になると子供や嫁の話でご主人の話はほぼ0に近くなるという変化っぷりです。更に70代ぐらいになるとほぼ健康と病気の話。

どうも調べてみると、似たような調査は証券会社や生命保険会社などで定点的に調査しているようなのですが、アンケートで『あなたは、○○に興味がありますか?』などと聞いているので、どれも『やや興味あり』的になってしまい、またこれが棒グラフで並べられていたりすると、年代による変化の様子がわかりにくい。

年代で興味関心があることが変化して行く様をもっとわかりやすく表現するならどうしたらいいでしょうか。
まずは自分の興味関心の全部を100%として、結婚や健康などがそれぞれ何%を占めているか、という構成比で表現してみます。すると、ある年代から健康や病気に関する興味関心の割合が大きく跳ね上がり、この表現方法の方がインパクトが大きく見えるはずです。更に工夫をすると、構成比でよく使われるのは円グラフですが、円グラフで表現しようとすると、年代別に20-70代まで6個もグラフができてしまい、視線が散って見にくい上に、年代で変化して行く様子がわかりにくくなります。

例えばこれを、面グラフで表現するとどうでしょう。色(面積)に興味関心事、横軸に年代をとれば、興味関心事が歳と共に変化していく様子がよりわかりやすくなります。

若干自分の興味関心の方に寄ってしまい恐縮でしたが、要は自分の興味があることで練習した方が上達もするし楽しいので、ひとり1日に1テーマ、気になったことから設定し、グラフなどを作ってみてはどうでしょう。他には、テレビのニュースで表現されたグラフなども、自分なりの表現だとどんな風になるかをイメージしてみるなどといったことも良いかと思います。

レポートやグラフの表現などで悩んだりしている人は、ぜひチャレンジしてみてください。

★メールマガジンのバックナンバーはこちら

一つ前のページに戻る

a2i セミナー風景イメージ

あなたも参加しませんか?

「アナリティクス アソシエーション」は、アナリティクスに取り組む皆さまの活躍をサポートします。会員登録いただいた方には、セミナー・イベント情報や業界の関連ニュースをいち早くお届けしています。

セミナー・イベント予定

予定一覧へ

コラムバックナンバー

  • 【コラム】組織がKPIを身につけるために何をするべきか?

    アナリティクスアソシエーション 大内 範行
    発信元:メールマガジン2024年7月10日号より

    少し前、a2iの「ひとこと茸」で、デジタルマーケティングのダッシュボードについて取り上げました。続いて書かれた渋谷さんのコラムも併せて、じっ …

  • 【コラム】「ダッシュボードは結局見なくなる問題」再考

    株式会社ナンバー 渋谷 泰一郎
    発信元:メールマガジン2024年6月26日号より

    株式会社ナンバーの渋谷と申します。アナリティクスアソシエーションの運営を担当しており、今回のメルマガを担当いたします。 先日a2iのミニコン …

  • 【コラム】Googleアナリティクスは分析ツールではない?

    アナリティクスアソシエーション 大内 範行
    発信元:メールマガジン2024年6月12日号より

    「Googleアナリティクスは分析のツールではありません。ここを誤解している人が多い。製品名を変えてほしい」 題名にも引用したこの言葉は、ア …

バックナンバー一覧へ