コラムバックナンバー

ここ最近、「PVの質」を測る動きが改めて目立ってきたように思います。
a2iでピックアップしている記事も含めて、いくつか挙げてみます。
popInが記事コンテンツの新たな評価指標「READ」をリリース
脱PVで見えてくるコンテンツの質
「PVの質」を問う新指標『READ』真の狙いは、人の「意欲」を測る試みだった
ページビューを死滅させる指標とは何か?
UpworthyがPVに代わる指標「アテンション時間」のソースコードを公開

これまでも、実は大雑把な指標でありながらも「PV至上主義」に近い扱いだった風潮への反発や脱却から、それに代わる指標の模索がありました。加えて、コンテンツを顧客層とのコミュニケーション醸成やマーケティングに活用する昨今の潮流がある中で、技術の発達とともに「より妥当と思われる(主張する)指標、計測方法」が登場してきた、と見てよいと思います。

おそらく近い意図で、マウスの動きやスクロール量をヒートマップや動画で表現する分析ツールや機能も増えました。私がいくつかのお客様から話を聞く中でも、ニーズは多いようです。

・ページの具体的な閲覧状況を把握したい
・UIの改善に活かしたい
・結果をすぐに直感的に理解したい

このように、現場でも「意味のあるPVと意味のないPVがある」ことを理解していて、それらを区別したい、良くしていきたい、という流れになっていて、その流れは良い状況だと感じます。

一方で、その指標や計測が、アクションを取るために知るべきものなのか、その計測がビジネスに貢献しているのか、という視点も持ち合わせる必要があります。

読了率や精読率、スクロール量やアテンション○○といった指標が、PVという指標に置き換わるものでもありません。また、

・その指標からアクションを起こせるか
・その指標の改善は本当にビジネスゴールに向かっているか
・その指標の計測にかかるコストは見合ったものか

これらに当然ながら注意を払わなければなりません。お気づきのとおり、これはKPI設計の視点でもあります。

アクションを起こせない指標はそれほど重要ではありませんし、ビジネスゴールにつながらなければならないのはもちろんのこと、計測や分析のコストが見合わなければ見送る、といった検討も必要です。他の施策に予算や工数を割いた方が適切だという企業の方が、まだ多いのではないでしょうか。

ビジネスとして「PVの質」の改善が重要課題であったり、それがコンバージョンや関係性構築に確実に貢献しているのであれば、予算や工数と相談しながら取り組むと良いでしょう。

★メールマガジンのバックナンバーはこちら

一つ前のページに戻る

a2i セミナー風景イメージ

あなたも参加しませんか?

「アナリティクス アソシエーション」は、アナリティクスに取り組む皆さまの活躍をサポートします。会員登録いただいた方には、セミナー・イベント情報や業界の関連ニュースをいち早くお届けしています。

セミナー・イベント予定

予定一覧へ

コラムバックナンバー

  • 【コラム】2022年の前半 GA4で時短分析はできるのか?

    アナリティクスアソシエーション 大内 範行
    発信元:メールマガジン2022年1月12日号より

    2022年があけました。 合わせて、アナリティクスアソシエーションの年間計画をリリースしています。 ぜひ、今年もよろしくお願いします。 ちな …

  • 【コラム】a2iの無料で見られるセミナーアーカイブ動画

    アナリティクスアソシエーション 大内 範行
    発信元:メールマガジン2021年12月22日号より

    2022年、来年の1月19日水曜日、「Google アナリティクス 4 Q&A祭り」が開催されます。 講師はプリンシプルの山田良太 …

  • 【コラム】前提の変化と定義の見直しが始まった2021年

    株式会社真摯 いちしま 泰樹
    発信元:メールマガジン2021年12月15日号より

    2021年は前提の変化と定義の見直しが徐々に本格的に始まった年だったのだろうと感じます。 ・ブラウザーによるCookie制限の影響 ・ユーザ …

バックナンバー一覧へ