コラムバックナンバー
メールマガジン2013年11月26日号より 衣袋 宏美
「“立ち読み禁止”にしたら売り上げ伸びた」という記事を読みました。
コンビニが立ち読みを黙認している理由に「ついでに買い物してくれるので売り上げになる」という話が従来から言われているそうなのですが、本当に売上増につながっているのか疑問に感じ、コンビニのオーナーがコミックの立ち読みを禁止してみたという話です。
その結果は、立ち読みを防ぐ施策をした後、予想に反してコミックの売上が伸びたそうです。コミックだけに特有の話なのか、本のコーナー全体に普遍的な話なのか、季節変動とか他の要因があるかもしれませんし、結論を出すには簡易すぎる実験ですので、通説を否定するのが目的の記事の内容にはなっていません。通説を疑うという姿勢が大事だというのが言いたいことだったのだと思います。
この話を受けてウェブ業界の例で考えますと、ページの表示時間に関する言い伝えをよく耳にしますので、検索してみました。
3秒ルールを意識してレイアウトにこだわろう
8秒ルール(ハチビョウルール)
しかし、3秒や8秒の根拠はどこにあるのか、それが普遍的なことなのでしょうか。8秒ルールは、1999年のZona Researchの「The Need for Speed」がソースらしいのですが、現在確認することができません。
一方で1993年のNielsen Norman Groupのレポートでは、1993年時点ですが、1秒が限界だとの見解を述べています。
Googleもモバイルでは画面表示部分は1秒以内というガイドラインを出しています。
では皆さんがとにかく自分のサイトの表示時間のガイドラインを作らなければいけない立場になったとしたら、どうしますか?Googleまで言っているから「1秒」に取り敢えずしておきますか?
「時間」は人によって感覚の幅があります。さらにウェブサイトの利用であれば、その利用シーンや場所、デバイスでも違いがあるはずです。一番簡単なのは自分で様々なシーンでページを実際に見ること、さらには誰かに見てもらうことではないでしょうか。
1秒とかいう固定概念に囚われずに、そんなアナログなことから実際にやってみると、一言で「1秒」と言ってしまうほど簡単な話ではなかったりするかもしれません。
第三者的に言ってもらうこと、そういうデータを参考にすることは悪くないですが、やれるなら自分自身で経験を積み重ねるのがやはり一番大事だと改めて思いました。
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