コラムバックナンバー
メールマガジン2013年10月1日号より 衣袋 宏美
Google検索の仕組みの変化により、Google検索キーワードの取得が徐々に困難になっていることはご存じのことと思います。この流れがいよいよ最終段階に入ったようです。
現在でもGoogle アナリティクスを利用している場合は「(not provided)」表記、Adobe Analyticsでは「Keyword Unavailable」表記のキーワードが多数カウントされていると思いますが、それが全面的に適用されるということです。
詳しくはアユダンテさんの下記翻訳記事を参考になさって下さい。
「広告クリック以外の全ての検索が、(not provided)に」
簡単に言うと、httpsからhttpへのページ遷移をすると、参照元情報が取得できないという原則があり、Google検索が全てhttps化することになるので、参照元情報に含まれるキーワードが取得できなくなるのです。
もう少し厳密に言うと、Google検索エンジンからの訪問であるという参照元情報を残しつつ、検索キーワード情報だけ削除しています。そのため、検索キーワードは不明だけど、検索エンジンからの訪問であるといったレポート表示をツール側ですることが多いようです。
ウェブ解析データは、ウェブそもそもの仕組みやツールのデータ収集仕様、ツールの集計仕様など様々な要因によって変化します。今回はGoogle検索の仕様変更に伴うもので、ツールに依存する問題ではありません。
では、我々はこれにどう対処したらよいのでしょうか。「(not provided)」の時の閲覧開始ページのバリエーションを見てみるとか、ウェブマスターツールを活用しようとか、AdWords広告を利用している場合のキーワード情報は依然取得できるので、そちらを活用しようとか、様々な方法があるでしょう。
ウェブサイトの利用行動を全て同じソースで分析できるウェブ解析データの一部の情報の取得が困難になるのは、我々にとってはとても残念な流れだとは思いますが、今後も与えられた条件下でこのように各種データを活用するしかないと思います。
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