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今回は事業会社がパートナーを選ぶポイントについて、今までと発想を変える必要がある、という話をします。
ここで言うパートナーは、データドリブンでマーケティングやウェブビジネスの改善を行う外部の会社という、広い範囲を指しています。(つまり、僕が普段Googleでお付き合いしている Google アナリティクスの認定パートナーだけではありません)

日本の事業会社には、よく言われるように、データドリブンにウェブビジネスを改善できるスペシャリストが不在です。CMO(チーフ マーケティング オフィサー)もいなければ、アナリストもいません。有名で立派な企業でも、ろくにマーケティングチームやデータ分析担当者がいない状況に、2013年の今になっても直面しています。ひとまずその問題はこのコラムでは掘り下げませんが、その現状を少しでも改善するには、事業会社にとって、パートナー選びが極めて重要です。データ分析ができるよいパートナーはいませんか、という質問を、僕も頻繁にいただくようになりました。

しかし、このパートナー選びが、激しく間違っていると感じています。


多くの場合、パートナー選びは、単純に会社名で8割方を決めてしまっているようです。特に、選定候補からはずす時、10割が会社名だけで候補からはずされます。過去に制作デザイン、システム開発、広告発注などで部分的に関わった印象から、ネガティブなレッテルを貼って、はじめから候補にすらいれません。

でも、会社名と過去のお付き合いの経験だけで、選んでしまってよいのでしょうか?
僕が知っている限り、会社のイメージがそのままデータドリブンなイメージになっている制作会社、コンサル会社、広告代理店はありません。接している多くのパートナー会社で、データドリブンを標榜するチームができたのは、ほんのここ2年あまりの動きです。
日本でデータドリブンの動きが急激に起こっている今のタイミングは、そもそも「会社名」でパートナー選びができないステージだと感じています。

僕が知る「よいパートナー」の会社は、企業サイズの大小にかかわらず、どこも小さくコンパクトで、優秀なチームが、今まさに形になりつつある、というステージにいます。その会社でベンチャー的な雰囲気を持って、自分達が現状を変えていくんだ、という高い意識を持って取り組んでいます。僕自身にとっても、僕が知っている会社の今までのイメージとは大きく違っています。

データドリブンなパートナー選びをする場合、あなたが過去の経験で抱いている会社のイメージは、いったん忘れましょう。過去の印象や口コミは、ゼロリセットし、会社が大きいとか、小さいとか、個人の集団だとか、会社のサイズやブランドは思い切って外して評価をしてみることが大事です。

選定にあたっては、プレゼンを1時間聞くだけではなく、営業、コンサルティング、技術と個別にインタビューを行なうことをおすすめします。特に技術メンバーがしっかりいることは大切なポイントです。
そして、もう一つ、小さなチームと1年以上の長期的な取り組みをする、という考え方が必要です。事業会社側にとっても、これまでの自分たちの取り組みを変えるパートナーです。短期で成果物を納めてもらう、という従来の発想よりは、お互いを理解し合う時間の中で、互いが成長していく、というイメージを持つことが必要です。

「データドリブン」は短い言葉ですが、企業が従来のやり方を変える、という意味を行間に持っています。パートナーに対するイメージも、ゼロリセットすることが必要です。

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