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2013年、新たな年を迎えました。今年はどんなトレンドになるでしょうか?
一言で言えば、昨年語られていたトレンドのその真価が問われる年になるでしょう。
新年らしく、以下4つのトレンドワードを挙げてみます。

1) ビッグデータ
成果につながるデータ分析やデータ統合の取り組み
2) モバイル(クロスデバイス)
スマフォ、タブレット、PC クロスデバイスの評価とアクション
3) アトリビューション 
ウェブマーケティングとその実施サイクルのより精緻な取り組み
4) ソーシャル  
個々の事業者にとってソーシャルの必要性と価値の再評価

思えば昨年2012年のトレンドワード「ビッグデータ」は、ちょっと不思議なワードでした。何をするか、何のためにするか、という肝心な部分は抜け落ちたまま、行間には「とにかく今までとは次元が違うらしいぞ」というざわざわ感と、「だから発想を変えて、予算の金額や投資先も変えないといけませんぜ」と、もみ手する感じが、見え隠れしていました。

ITビジネスに携わってきた方はわかると思いますが、過去にもナレッジやインテリジェンス、マイニングなど、キーワードでお化粧したトレンドワードの浮き沈みがありました。トレンドを追いかける風景は「デジャブ」でもあります。
トレンドワードがその勢いを失う頃には、数多くの何も得なかった人と、果実を得た数少ない成功者が残ります。

こういったトレンドの波をいくつも見てきて、最終的にビジネスの成功と失敗を分けてきたのは、現場の担当者の力とチームの作り方だったと感じています。
言うまでもなく、トレンドが現場に降りてきた後は、何をやるかよりも、誰がやるのか、の方がより重要です。
社内外でよいチームが組めて、より大きな権限が与えられた事業者が、結果的に成功していると僕自身は評価しています。

その意味で、2013年の本当のトレンドは、人材とチームだと考えています。

特に社内にスペシャリストがいない日本の職場において、現場を助けてきたのは、社外からのサポートでした。
私自身、SEO会社や、フリーランスのコンサルタントとして、現場の悩みを解決する役割を担ってきましたが、今後も、スペシャリストがいない社内の人材と、外部のスペシャリストのチーム作りは、日本のウェブビジネスの成功と失敗を分ける重要なカギになるでしょう。

2013年 昨年急速に変化したトレンドの成果が問われる年に、改めてアクセス解析イニシアチブというコミュニティが、いったい何のためにあるのか、と考えてみました。
それは、皆さま現場のチームのスキルの向上と、権限の強化を後押しする。そのための場である、ということです。
今までと変わらないのですが、2013年は、その重みがより増してくると思います。

今まで通り、今まで以上に真剣に取り組んでいきたいと思います。
今年もよろしくお願いします。

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