コラムバックナンバー

2011年には「アトリビューション」という言葉をバズワードとしてよく目にしました。訪問を軸とした分析から人を軸とした分析へと流れは変わりつつあり、先週の衣袋さんのメルマガコラムにもあったとおり、その環境が整い始めています。広告効果測定ツールは複数の流入チャネルの貢献度を表すようになり、アクセス解析ツールもユーザー単位で過去の訪問を紐付け始めました。

ただやはり、アクセス解析ツールをはじめとした分析ツールは、「答え」を教えてくれないんだと思います。

どのように分析するのかにも、そのビジネスや施策に即した意図を踏まえなければなりません。出てきた結果をどう解釈して判断するのかも、より重要さを増してきます。施策の実務者とマネジメント層では、解釈や判断も異なるでしょう。

数字はあくまで「判断の材料」です。それをどのような意志で分析しどう判断するかによって、答えは分かれてきます。それがよりいっそうむずかしくなるはずです。

・最初のきっかけの訪問は成果にどれだけ貢献したのか
・成果までに何回訪問されたのか、日数がかかったのか
・途中の訪問は成果にどれだけ貢献したのか
・過去に閲覧されたコンテンツのどれがどれだけ成果に貢献したのか
・コンテンツの内容や制作コスト、集客コストは妥当だったのか
・成果の質はどうだったのか

これらから、改善や次の施策への意志決定をすることになります。戦略や各人の思惑によって、判断は正反対のものになってくることもあるでしょう。

結果は結果であり、やはり重要なのはそれをどう解釈してどう判断するか、だと思います。たとえコンサルが「Aだ」と言っても、「いや、Bだ」と言えるような、そんな目を養っていかなければなりません。

★メールマガジンのバックナンバーはこちら

一つ前のページに戻る

a2i セミナー風景イメージ

あなたも参加しませんか?

「アナリティクス アソシエーション」は、アナリティクスに取り組む皆さまの活躍をサポートします。会員登録いただいた方には、セミナー・イベント情報や業界の関連ニュースをいち早くお届けしています。

セミナー・イベント予定

予定一覧へ

コラムバックナンバー

  • 【コラム】誰が新規顧客と既存顧客のバランスを掌握するのか

    株式会社真摯 いちしま 泰樹
    発信元:メールマガジン2022年5月18日号より

    この1週間で見かけた記事の中で、興味を引いた記事を2つ紹介します。どちらも共通して、新規と既存のバランスを掌握したり、早い改善サイクルや打席 …

  • 【コラム】便利な分析用データベース、見つけたよ

    Option合同会社 柳井 隆道
    発信元:メールマガジン2022年5月11日号より

    技術の進歩はすさまじいもので、1年もすれば新しいソリューションが数多く生まれてきます。以前はできなかったことが、新しいソリューションによって …

  • 【コラム】学びはどんどん発信して加速していこう

    アナリティクスアソシエーション 大内 範行
    発信元:メールマガジン2022年4月27日号より

    早稲田大学の社会人向け「デジタル時代の総合マーケティング講座」で、吉野家の講師に差別的な発言があった、というニュースが私たちの関心を奪いまし …

バックナンバー一覧へ