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小川卓氏の「ウェブ分析 レポーティング講座」を読んだのですが、本書はウェブサイトのアクセス解析を一つの素材にした、レポート作成技術と運用方法を具体的に説明しています。

その中の、レポート作成技術について言えば、どのようなグラフや表を書けば伝わるのかという部分にも、かなり細かく言及していました。


集計された数字の羅列の中から、大事なことを抽出し、どのように分かりやすく表現するのかというのは、レポートを作成したり、人に説明する上で重要な要素です。

何を主に伝えたいかによって、グラフにおける表現は変えた方がいいでしょう。棒グラフ、折れ線グラフ、様々なグラフ表現がありますが、それぞれに適したグラフの種類があります。

特にグラフは視覚に訴えるため、直観的に理解できます。逆に言うと、グラフの作り方次第で、ある部分を強調することも意図的に可能です。

私はWeb担当者Forumで様々な連載をしてきましたが、「データをざくざく処理するためのグラフの読み方、使い方」というのがあります。

良くも悪くもグラフは作成者の意図を伝えやすい道具です。数字が並んでいるだけの表でも、罫線など書式の工夫をすることで、相当見え方が変わってきたりもします。

何気なく先輩が作ったグラフなどを継承していることも多いと思いますが、一度皆さんも図表作成について集中して考えてみたり、学んでみることをお薦めします。

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