コラムバックナンバー
メールマガジン2012年8月7日号より a2i代表 大内 範行
7月はスマートフォンとアクセス解析というテーマでセミナーを開催しました。人気が高く、関心の高さがうかがえました。ここしばらくの、アクセス解析イニシアチブのトピックスでも、スマートフォンに関連するトピックは多く取り上げられています。
スマートフォンにサイトを最適化する場合、レスポンシブWebというキーワードが出てきます。スマートフォン、タブレット、PCなどあらゆるデバイスに対して一つのWebページを使い、スクリーンサイズの違いに応じて、CSSだけを切り替えて表示する手法です。
では、そのレスポンシブWebに対応したサイトの場合、アクセス解析はどう対応したらよいのでしょうか?
URLとしては一つですので、CSSを出し分けた違いが、解析データには現れません。この課題を解決した興味深い事例が、NRIネットコムのサイトの事例紹介のページで公開されています。
レスポンシブWebデザイン x Googleアナリティクスカスタマイズ
http://nri-net.com/cases/details/googleanalytics_custom1.html
Googleアナリティクスのカスタム変数の機能を使い、スマートフォン、タブレット、PC画面の、それぞれのセグメントごとのパフォーマンスの違いをレポート上で確認できるように設定しています。CSSを出し分けると同時に、カスタム変数も切り替えるように設定されています。
NRIネットコムの事例では、さらに、多言語でサイトを展開しているため、国別の定義も加えて、合計3デバイスx10言語=30通りのサイトデータが、一つのレポートで確認できるようになっています。
セグメント分けは、アクセス解析の基本です。どんな新しい解析手法が出てきても、結局はユーザーのセグメントに応じてデータが比較確認できることが、すべての基本です。
通常、Googleアナリティクスでは、アドバンスセグメントを使って、ユーザーセグメントを切り分けます。
しかし、現状のアドバンスセグメントでは、振り分けられない場合、そして、そのセグメントが国別、会員・非会員など、固定的な場合には、こういったカスタム変数を使ったコードレベルのグルーピングによるセグメント分けも一つの手法です。
このカスタム変数で解析データをセグメント分けする手法は、特に、グローバルな多言語サイトなどでは、使われている手法です。
2024/07/24(水)
オンラインセミナー「GTMでSPAの計測を行うために必要な基礎知識 ~よくある問題と解決策~」|2024/7/24(水)
Webサイトで提供する機能の高度化に伴い、Webサーバの処理軽減や高速化を目的として、JavaScriptフレームワークを利用したSPA ( …
2024/07/10(水)
オンラインセミナー「GA4エキスパートのイチオシ分析手法解説 ~ 柳井さん直伝 AIと広告連携 ~」|2024/7/10(水)
今回のGA4イチオシ分析手法では、実際の企業事例を取り上げます。 最初の問い合わせがオンラインで発生し、最後の成約はオフラインになるケースで …
2024/06/26(水)
オンラインセミナー「【スタートアップと地方企業のCRM活用事例】測りすぎ?測れてない?どっちでもいいからデータを使って売上アップを!」|2024/6/26(水)
■□ お知らせ □■ 一般の方も無料となりました 当セミナーは、当初一般の方は有料でしたが、無料でご参加いただけることとなりました。 データ …
ある日、運営堂の森野さんから下記のメールが届きました。 「a2iでコラムをお願いできないでしょうか? という連絡です。代表の大内さんからの依 …
少し前、a2iの「ひとこと茸」で、デジタルマーケティングのダッシュボードについて取り上げました。続いて書かれた渋谷さんのコラムも併せて、じっ …
株式会社ナンバーの渋谷と申します。アナリティクスアソシエーションの運営を担当しており、今回のメルマガを担当いたします。 先日a2iのミニコン …