コラムバックナンバー
メールマガジン2012年4月3日号より Cinci いちしま泰樹
4月になり、新しくWeb担当者になった人向けの記事もちらほらと見かけるようになりました。このメルマガを長く熱心に読んでいる人には「耳たこ」でしょうけれども、今日は新しくアクセス解析に取り組み始める人に向けて、わたしなりのアドバイスを書いてみます。
アクセス解析が新しく「主業務」になる人は稀だと思います。様々な担当業務との兼ね合いで、「アクセス解析も見なければならなくなった」という人がほとんどでしょう。覚えなければいけないことも多い一方で、時間も限られていて、ややもすれば「後回し後回し」で前に進められないということにもなりかねません。
1. アクセス解析ツールのログインを習慣にする(状況把握の習慣づけ)
まず、できるだけアクセス解析ツールにログインして、自分が関わっているサイトの数字や状況把握をするよう心がけてみましょう。
最初は、サイト全体の訪問数やお問い合わせ数の把握といった簡単なものでよいと思います。毎日でなくても、例えば週に2度曜日を決めて取り組む、といったものでも構いません。ビジネス全体として取り組んでいる施策の把握ができてきたら、少しずつログイン回数を増やしていけばよいでしょう。
アクセス解析で扱う用語には専門的な内容も多いです。ツールへのログインを習慣づけることで、これらの用語に慣れていき、少しずつ覚えていけばよいと思います。
社内の環境にもよりますが、違うツールも見ることができる環境であれば、そちらの画面もできるだけ見るようにしてください。例えば、アクセス解析ツールと広告効果測定ツールでは、見る「視点」が異なります。別のアクセス解析ツールでも、レポートの表現や視点、機能が異なります。後で述べますが、多様性を知ることも重要です。
2. 「なぜ」を考える癖をつける(原因を探る)
アクセス解析ツールへのログインをし続け、状況を把握していると、少し大きな変化が必ず起こります。その「変化」に注目し、その原因はなぜかを考えるようにしてください。
「なぜ訪問数が増えたのだろう」「なぜこのページへのアクセスが増えたのだろう」「なぜ先週リリースしたコンテンツへのアクセスが増えないのだろう」、などなど。
「なぜ」を繰り返していくうちに、その原因を突き止める力がついてきます。「なぜなぜ5回」と言ったりしますが、効果や課題の原因を探り、その先の改善案やサイトの品質の向上には、この「なぜ」という問いかけが不可欠です。
ある程度続けていくと、一定のパターンがあるのに気づいたり、また毎回原因が異なることもあるということを知ることになります。これを繰り返していくことで、効果や課題の原因を特定するスピードが速くなっていき、ここから先の「改善」のステップにつなげやすくなります。
3. いろんな種類のWebマーケティングを学ぶ(多様性を知る)
「改善」に必要なのは、アクセス解析の知識ではありません。アクセス解析で得た根拠を元に、サイトへの集客やサイト内の修正を施すことで、状況は改善します。そこに必要なのは、アクセス解析以外のWebマーケティングの知識や取り組み、考え方です。それらいろんな種類のWebマーケティングを学ぶ機会を持ってください。
いくつかWebの担当者向けのメディアがありますし、書籍もあります。交流会などで横のつながりを持ったり、個人のブログ、Webサービスで試してみるのもよいでしょう。
課題に対する「改善」は、決してひとつではありません。多くの場合、ひとつの課題に対して様々な方法で解決に向けることができます。ここで大切なのは、「いくつかの方法や視点がある」という多様性を知ることです。細かなところまでを知る必要はありません。改善の段階になったときに、それぞれの改善案と費用感と予算を元に、どれが最適かを自社のメンバーと考えていくことになるはずです。
もちろん、先程述べたように、効果や課題の「原因」も多種多様です。各種ツールの視点や考え方も様々です。「このツールからはこういうことがわかる」「原因はAかもしれないし、Bかもしれない」「C社はこういう改善案を提案したが、D社は別の案を持ってきた」などなど。分析や考え方が異なれば原因も異なり、改善案も何種類もあります。その視点を養っていきましょうと言うことです。
アクセス解析イニシアチブでも、4月には交流会、名古屋でのセミナー、専門的な内容の講座などを実施します。
・4月27日に“名古屋”で3時間半のセミナーを開催【有料、一般公開】
・4月18日(水)に渋谷で“交流会”を開催【有料、一般公開】
・4月18日(水)にウェブアナリスト養成講座を開催【有料会員限定】
・4月17日と24日にアクセス解析ゼミナールを開催【有料、一般公開】
※それぞれ申し込み状況によっては受け付け終了になる場合があります
皆さまのアクセス解析の取り組みが「一歩前」に進めるよう、これからもアクセス解析イニシアチブは支援していきます。
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