コラムバックナンバー
株式会社ALBERT 浜田 和美
メールマガジン2017年9月6日号より ALBERT 浜田 和美
最近IoTデータを活用した分析提案を行なう機会が増え、今まで接してきた方々とは異なる業種や業界の方々とお話しすることも増えてきました。その方々向けに提案をする中で自身が利用していた用語が、分析・マーケティング界隈のみに通じる言葉だったのだと痛感したため、今回はその体験をコラムにさせていただきます。
マーケティングに携わっていると、「PDCAサイクル」「マーケティングオートメーション」などの用語は当然のように使います。近い間柄ですと略語で話すことも多くなります。私にとっては、他にも分析の用語などもそれに該当します。「決定係数」や「相関係数」等がわかりやすい例でしょうか。弊社では運用担当者が自身で分析する機会も増えたため、説明がなくても理解されている方が増えてきたと感じることが多くなりました。
しかしながら、マーケティングや分析を主に扱っていない方々にいざ分析について語る必要が出てきた際、今まで使用してきた言葉がほとんど通じず、私が日常的に使っている用語のほとんどはWebやマーケティング界隈特有の言葉だと痛感いたしました。
最近実施したことの例です。
・特有の用語を用いず説明する
-マーケティング用語である「態度変容」「セグメント」なども言い換えました。
・プロジェクトの背景や実施した流れなどを先に説明する
-従来はグラフや表を用いた表現がメインでした。
・用語解説を付録として追加する
-用語の言い換えをするものの、特有の用語が必要な場合は用語解説を追加しました。
どうしても手段や手法の話をする機会が多くなりつつあり、関連用語で話す機会が増えてしまうのですが、お客さまが求めているのは背景を解決することそのものであり、「客が欲しいのはドリルではなく穴」の本質に気づかされているようでした。
様々な用語を言い換えていくことで本質的な理解を深める機会になっているため、日々学びの機会をいただいています。
このメルマガを読まれている方はWeb・マーケティング関連の方々がほとんどかと思いますが、日常的に利用している用語を言い換えてみられてもいいのではないでしょうか。説明することで自身の勉強につながることを実感しています。
レコメンドエンジンや感性検索システムなど様々な新規サービスの企画・導入・運用に従事。
2012年、デジタル広告部門新設に伴い異動。実験計画法を用いたクリエイティブ最適化やダイナミックリターゲティングバナーの導入・運用、営業支援、メディアプランニングに携わる。
現在はコンサルタントとして旅行会社や食品メーカー等のクライアントを担当。プライベートDMPの導入・運用支援ならびに、広告部門時代の知見を活かしDMPを用いた広告施策のプランニングも実施。
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