コラムバックナンバー
メールマガジン2015年3月25日号より a2i代表 大内 範行
月曜日にもご案内のメールを送信させていただきましたが、「アナリティクスサミット2015」を4月23日の木曜日に開催します。さて、いつもは企業の事例で盛りだくさんのアナリティクスサミットのセッションの中に、今回、毛色の違うセッションを企画させていただきました。
それは、スポーツ、特にサッカーについてのデータ分析のセッション「サッカーを勝利に導くデータ分析」です。ご登壇いただくのは、森本 美行氏です。森本氏はサッカーマガジンの企画編集を行っている方で、同時にJリーグのチームのデータ分析も、複数のチームに対して行っています。また、サッカーのJリーグなどへ試合の細かなデータを提供している「データスタジアム」というデータ提供企業の創業者でもあります。
森本氏は、このご経歴だけ見ても、メディアとチーム、という普段は相容れない両方の立場を深く経験している稀有な方です。
サッカーの世界にかぎらず、メディアとスポーツのチームとは、お互い違う視点を持って動いています。時には「メディアはああ言っているが本当は」という本音もチーム側にあったりする世界です。森本氏は、「チームを勝たせるために本当に何が重要か?」という視点と「メディアを通じてファンにどう見せていくか?」という視点の両方を持ちながら、お仕事をしています。
その中で「データ分析」がいつも森本氏の活動にあった、ということでしょう。
さて、サッカーのデータ分析に何か参考になる点があるのでしょうか?
今回、森本氏と打ち合わせを重ねながら、思ったよりも企業の現場との共通点が多いな、と感じました。スポーツチームのデータ分析の話の方が、参考になるのではないか? とさえ思う場面もありました。
私自身も、Googleアナリティクスの書籍をはじめ、ほとんどのデジタルマーケティング分野、アナリティクスの分野の書籍を読んでいますが、実は、自分の仕事に役に立つのは、もっと別の視点の書籍であることが多くありました。
それは、有名な経営者の経験談だったり、飛行機や戦闘機の開発の話だったり、地方活性化の話だったり、そして、スポーツの監督たちの話も、とても参考になってきました。
スポーツでも野球は以前からデータの活用が進んでいました。一つ一つの役割やプレイを分割しやすいスポーツなので、野村監督のID野球をはじめとして、データを活かすのは当たり前の世界になっているでしょう。
一方で、サッカーは、いつも人とボールが激しく動き、選手の役割も野球の守備ポジションのようには明確ではありません。
その割に肝心のゴール数が少なく、一つとして再現できる同じ場面がなく、データ分析をしようにも、ごちゃごちゃとからみ合った不定形データの集まりです。まさに分析者泣かせの途方に暮れるデータの集まりといってもいいでしょう。
このデータの性質一つをとっても、ウェブやモバイルのユーザー行動という「ごちゃごちゃ」とした世界に取り組み、ビジネスの勝利に向けて奮闘している企業の現場と共通のテーマがあります。
データが大量に取れるだけでは、何の役にも立たず、浅い分析を出しても「それ分析しなくてもわかってるから」と言われ、伝えるタイミングを間違えると、選手からかえって反感を買ってしまいます。
一方で、確実なタイミングで適切にデータを伝えれば、選手とチームの改善する方向が明確になり、勝利の一因になるケースもあるでしょう。
その失敗例、成功例一つ一つが、きっと皆様の体験に活かせることと思います。
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