コラムバックナンバー
メールマガジン2014年9月3日号より 衣袋 宏美
アナリティクス界隈の先週の最大の話題はTwitterアナリティクスだったのではないでしょうか。自分のツイートにどのくらい反応があったのかを確認できるTwitterアナリティクスが、一般の利用者にも提供開始されたのです。Twitter Japan Blogの公式アナウンスはこちらです。
Twitterアナリティクスで見ることのできる情報は、おおよそ以下の通りです。
・過去28日間の日別のインプレッション推移グラフ
(インプレッションとはユーザーがTwitterでツイートを見た回数)
・各ツイートのインプレッション数とエンゲージメント数と率
(エンゲージメントとは返信、リツイート、フォロー、お気に入り登録、ツイートのクリック(ハッ
シュタグ、リンク、プロフィール画像、ユーザー名、ツイートの詳細表示のクリックを含む)の
こと)
・各ツイートの最初の24時間のインプレッション数
・各ツイートの各エンゲージメントの内訳
・フォロワー数の直近2年程度の推移グラフ
・フォロワーの国や都市、性別、興味分野
・フォロワーがフォローしている割合の高いユーザー
データのエクスポートも可能で、私の場合は3,109件、過去226日間が対象になっていました。どういう仕様なのかはよく分かりませんが、取り敢えずデータを見てみる分には十分な量でしょう。
ツイートした時間も、ダウンロードデータの中に含まれるので、曜日別時間帯別の自分の投稿パターンや反応のパターンも、整理しようと思えば可能です。
ちまたでは早速「男性比率が高すぎる」などの批判もあるようですが、各種情報から総合的に推測しているということなので、精度が今後あがっていくことに期待しましょう。
Twitterアナリティクスはもともと広告出稿に役立てるためのツールなので、まずはフォロワーの地域、性別、興味分野などを参考にして欲しいということでしょう。年齢分布などが出てくるのも期待したいところです。
こういうデータを見るのは単純に楽しいですが、業務目的でも個人のコミュニケーション手段としてでも、一定以上のツイート量がないと、フォロワーも増えないですし、反応もほとんどありません。まずは一定の量をアウトプットするというのは、ウェブサイトのコンテンツなどにも共通の前提になると思います。
ユーザーとしては、サービス提供事業者が公式ツールとしてデータ提供を開始したのはありがたいので、これを機会にさらに、Twitterを利用した皆さんのビジネスの発展や、個人のツイートのモチベーションアップなどに寄与することになればよいなと思います。
2025/09/10(水)
オンラインセミナー「手間ゼロの広告レポーティングを「Looker Studio」×「Databeat」で実現する方法」|2025/9/10(水)
ツール研究会の2回目は、Databeatがテーマです。 広告データの収集から蓄積・レポート作成までを自動化できる「Databeat」の活用方 …
2025/08/27(水)
オンラインセミナー「GA4のセグメントで分析が変わる!探索レポート活用術」|2025/8/27(水)
このセミナーでは、Google アナリティクス 4(GA4)をより実践的に使いこなすために探索レポートのセグメント機能を基礎から活用術まで学 …
2025/07/16(水)
オンラインセミナー「【Canva入門 for マーケ担当者】広告・解析レポートをサクッと伝わるデザインにしてみよう!」|2025/7/16(水)
2025年スタートの新企画「ツール研究会」の第一弾は、「Canva」を取りあげます。 急なバナー作成やCTA差し込み、レポート用スライド作成 …
【コラム】生成AI時代、独自性・原体験をどうコンテンツに組み込んでいくのか
株式会社A-can 白砂 ゆき子生成AIが業務に浸透することで、コンテンツ制作におけるリソース配分は大きく変わりました。以前は原稿執筆の作業時間が最も長く、次に構成、そして …
【コラム】国家の統計データは、羅針盤であり内視鏡であり私たちの鏡です
アナリティクスアソシエーション 大内 範行8月1日に米国で発表された雇用統計で、過去の就業者数が大幅に下方修正されたことがニュースで話題になりました。 「いくらなんでも変わりすぎ」と …
仕事をする上で、ピントを合わせることを大切にしている。 筆者はカメラマンではないが、普段料理や愛猫の写真をよく撮る。オートフォーカス機能のお …