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先日読んだ下記記事が実はじわじわ来ています。
ITmediaエンタープライズ×MarkeZine特別対談!マーケティング部門とIT部門の協業はなぜうまくいかないのか?

要はITを理解しないマーケティング部門と売上を作る観点のないIT部門とは、それぞれの組織の目的が違うので、両部門の連携がうまく図られていないという話です。どうしたらよいのかということまで、もちろん言及されていて、両部門が同じ方向を向けるようにすることだといいます。詳細は記事を読んで頂きたいのですが、最初に読んだときは、当たり前の話ではないかと軽く読み飛ばしたのですが、KPIという言葉も出てきたので、先日のいちしまさんのウェブアナリスト養成講座「Webの改善サイクルを回すKPI設計の基礎」の話とも繋がったんです。

セミナーの活動報告はこちらを参照願います。

先日のいちしまさんのセミナーの話の中に、KPIを設定する時に「あちら立てればこちらが立たず」にならないように気を付ける必要があるという話をしていて、これもよく引き合いに出される例ですが、サイト担当者でリードを獲得する立場のKPI(たくさんの候補を得る)と、それを元に実際営業する立場のKPI(営業成約率を高める)では、競合関係が生じることはよくある、という話がありました。

なぜその当たり前の話が私の中でじわじわ来ているかというと、自分は本当にそれを実践してきたと言えるだろうかと考えたからです。今までやらせて頂いた仕事は、比較的サイトだけに閉じたところだけの全体最適化を考えてKPIを設定する案件ばかりだったので、より会社全体の最適化ということをあまり意識できていなかったのではないかなと(たとえお客様の要求仕様にそれが無かったとしてもです)。

全体最適化しなさいとよく言われるし、私自身もよく言いますが、どのレベルの「全体」を指しているかで、当然異なるわけです。サイトだけなのか、マーケティング部門だけなのか、会社全体なのか、はたまた社会全体なのか、どのレベルから俯瞰して考えるかというのは非常に大事です。

もちろん場合にもよりますが、より高いレベルの視点から見ることを意識しなければと思いました。

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