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メールマガジン2014年4月22日号より a2i代表 大内 範行
今年の5月からアクセス解析イニシアチブの名称を、アナリティクスアソシエーションに変更いたします。
また、毎年この時期に開催していた、「アクセス解析サミット」もその名称を「アナリティクス サミット 2014」として開催します。装いも新たに、アナリティクス サミット2014は、東京汐留で5月21日の開催です。ぜひ、ご参加ください。
「アナリティクス サミット 2014」
「アクセス解析」という言葉は、もはや古いのではないか? 協議会の名称を変更すべきではないか?実はこの議論、2011年ぐらいからイニシアチブのスタッフや清水誠さん、小川卓さんなどを中心に繰り返し行ってきました。
小川卓さんが、「アクセス解析イニシアチブは名前を変えるべき?」という記事を書いてくださっていて、その議論の痕跡が残されています。この小川さんの記事が、2012年の5月でした。
親しんできた名前を変えるのは、容易なことではありませんので、毎年、変えるべきか、いや、もうちょっとこのままで行って見ようか、と行きつ戻りつしてきました。
そうこうしているうちに、メジャーな解析ツールのいくつかが、「なんとかアナリティクス」に名前を変えていくなど、明らかに周囲の状況が変わっていきます。
モバイルの割合が無視できない程に増え、デバイスをまたがった解析が議論され、分散されたデータを統合しよう、という取り組みが賑やかになり、オフラインも含めたユーザーや顧客の解析を進めていこう、という機運が高まっていきます。
では、アクセス解析とアナリティクスはどう違うのでしょうか?
言葉が変わっただけですよね、という意見もあるでしょうが、ここ数年の間にウェブのデータ分析に携わるお仕事の変化は、確実に起こっています。皆さんのご意見をお聞きしたいと思っていますが、もっともらしく定義すると以下になると思います。
【主な仕事】
・アクセス解析=データのレポート作成と報告が中心で運用の中でやりくりする
・アナリティクス=ビジネスの意思決定にデータを活かす、運用とは分離した戦略的な取り組み
【分析するユーザー行動の対象範囲】
・アクセス解析=ウェブサイトのアクセスデータだけを分析
・アナリティクス=オンライン、オフライン、モバイル含めた顧客行動全体を分析
【アクションへの道筋】
・アクセス解析=分析をするまでで一旦終了し、改善は別途の取り組み
・アナリティクス=データ分析から改善を繰り返す仕組みの導入、自動化
【活用する人の範囲】
・アクセス解析=ウェブ担当部門の限られた担当者が専用ツールを活用
・アナリティクス=企業のあらゆる部門が組織を超えてデータを活用
これではちょっとアクセス解析を悪く言いすぎていますし、私たちイニシアチブで取り上げてきたセミナーは、まさに「アナリティクス」で書かれている項目を強調したものが多かったと自負しています。
いずれにしろ、今後の3年、5年を視野に入れた場合、今年が名称変更のタイミングだろうと考えます。私から、一点だけ大事なポイントを挙げるとしたら、それは「運用からの分離独立」だと考えます。
アクセス解析の業務は、これまで限られた担当者が、ネット事業部など、運用部門の一部として取り組んできたケースが多かったと思います。しかし、それでは、解析から改善までの流れ、意思決定へのインパクトは、限られたものにとどまります。アナリティクスの業務は、運用とは切り離した、戦略的な取り組みとして、組織を超えて推進していく仕事になっていますし、また、なっていくべきです。
運用から分離独立した戦略的な取り組み。
今年のアナリティクスサミットでは、そのような取り組みを、企業事例を中心に取り上げていきたいと考えています。
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