コラムバックナンバー
メールマガジン2012年8月21日号より 真摯 いちしま泰樹
ロンドンオリンピックが閉幕しました。来週になればまたパラリンピックが始まりますが、リアルタイムの中継を観戦して寝不足の方も多かったようですね。
日本のメダル獲得数は合計38個で過去最多だったそうですが、例えば国別での比較は「金メダル獲得数」「合計メダル獲得数」だけでよいのでしょうか。
オリンピック開催期間中、Web解析業界のエバンジェリスト、アビナッシュ・コーシック氏が、「BBCのサイトにあるメダル獲得状況のインフォグラフィックが、シンプルでいいよ」とGoogle+に投稿していました。
BBC Sport – London 2012 Olympics – The Games in Numbers
アビナッシュ・コーシック氏のGoogle+の投稿
日本の多くのメディアが使用している「国別メダル獲得ランキング」の形式とはかなり趣が違います。新記録の数やその日別の推移、メダリストの年齢構成など、「グローバルな大会として見るべき指標」がダッシュボードとして提示されています。「チーム規模におけるメダリストの割合」は、どうやら日本は25%で4位だったようですね。
さて、国別の比較であれば、どのような指標が考えられるでしょうか。思いつくものを挙げてみます。
・メダル獲得数
・参加選手人数に対するメダリストの割合
・競技人口に対するメダリストの割合
・メダル1個あたりの国家スポーツ関連予算の金額
・メダル1個あたりのGDP
算出するのが大変な指標もありますが、どれだけの競技人口の中、また国力の中で、いくつメダルを獲得したのか、というような感じになるのではないでしょうか。
また、今年の日本は女子選手の活躍が目立ちました。「男女別メダリストのこれまでの推移」を国別で見てみたくもなります。
掛けている予算や工数を踏まえず「コンバージョン数」だけで判断してはいけないのと同じように、「メダルの数」だけで比較してもいけないわけです。
いやいや、そんな「KPI」なんて野暮なことを言ってはいけませんね。オリンピックの記録やメダルは、その選手のすばらしい努力の結果でした。失礼いたしました。
2025/09/10(水)
オンラインセミナー「手間ゼロの広告レポーティングを「Looker Studio」×「Databeat」で実現する方法」|2025/9/10(水)
ツール研究会の2回目は、Databeatがテーマです。 広告データの収集から蓄積・レポート作成までを自動化できる「Databeat」の活用方 …
2025/08/27(水)
オンラインセミナー「GA4のセグメントで分析が変わる!探索レポート活用術」|2025/8/27(水)
このセミナーでは、Google アナリティクス 4(GA4)をより実践的に使いこなすために探索レポートのセグメント機能を基礎から活用術まで学 …
2025/07/16(水)
オンラインセミナー「【Canva入門 for マーケ担当者】広告・解析レポートをサクッと伝わるデザインにしてみよう!」|2025/7/16(水)
2025年スタートの新企画「ツール研究会」の第一弾は、「Canva」を取りあげます。 急なバナー作成やCTA差し込み、レポート用スライド作成 …
【コラム】生成AI時代、独自性・原体験をどうコンテンツに組み込んでいくのか
株式会社A-can 白砂 ゆき子生成AIが業務に浸透することで、コンテンツ制作におけるリソース配分は大きく変わりました。以前は原稿執筆の作業時間が最も長く、次に構成、そして …
【コラム】国家の統計データは、羅針盤であり内視鏡であり私たちの鏡です
アナリティクスアソシエーション 大内 範行8月1日に米国で発表された雇用統計で、過去の就業者数が大幅に下方修正されたことがニュースで話題になりました。 「いくらなんでも変わりすぎ」と …
仕事をする上で、ピントを合わせることを大切にしている。 筆者はカメラマンではないが、普段料理や愛猫の写真をよく撮る。オートフォーカス機能のお …