コラムバックナンバー
メールマガジン2012年7月3日号より a2i代表 大内 範行
広告の飛び先としてランディングページを縦長につくる手法が、日本のマーケティング文化と言えるレベルに定着したように思えます。
このようなページが、見事な成果を上げる事例も実際に見て来ました。
同時に、縦長ランディングページにこだわるあまり、ユーザーの心理や求めるものと乖離しているアクセスデータも目にしてきました。
一昨年までのウェブアナリスト時代の私の拙い経験ですが、縦長ページに取り組んで、コンバージョンやエンゲージメントの数値が悪くなったケースも少なからずありました。
これは、そもそも私がアクセス解析のスペシャリストという立ち位置だったので、不安に感じたお客様からのアプローチが多かった、という背景もあるかもしれません。
ターゲットを絞ったキーワードの場合、縦長ランディングページの方が成果を上げやすいと思われがちですが、同じキーワード広告でも、リンク先をトップページにした方が、明らかに成果が高い場合も多くありました。
一度掴んだ新規ユーザーを離さない、というシナリオで作ったランディングページで、新規ユーザーの直帰率が悪化してしまったケースもあります。
縦長ページが成果を上げたケースも、もちろんあります。ユーザーの課題からストーリーを作り、購買後のハッピーな姿をイメージできるよう
にする。ユーザー中心のページが大きく成果をあげています。
しかし、それまでのサイトがユーザー中心に作られていなかった、というケースもあるでしょう。
ターゲットの明確化やユーザーの課題解決という、ウェブ制作の基礎をきちんと実現していれば、成果はきちんと出てきます。
まだ法則を語るほど事例を経験していませんので、安易なことは言えませんが、以下3つのケースでは、縦長ページにこだわらずに、ランディングページの制作改善を進めたほうがよいと考えています。
– 信頼がブランド価値になっているサイト(業界上位のサイト)
– ショップでも商品点数や種類が多いサイト
– B-to-Bのサイト
私が肝に命じているランディングページの法則の一つに、他の成功事例を鵜呑みにして取り組んでも成果が出ない、という法則があります。
縦長ランディングページに安易に飛びつく前に、サイトのユーザーとアクセスデータにしっかりと向きあう戦略が、いつも一番大事だと思います。
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