活動報告

開催日時 2025/06/26(木)
会場 オンラインセミナー

2025年6月26日(木)に、小川卓氏を講師に迎えたオンラインセミナー「サイトユーザーについて知りたいことをGA4で見る方法 ~アクセス解析の基本思考とレポート活用~」を開催しました。
今回のセミナーの企画は、株式会社真摯のいちしま泰樹さんです。

まずは企画者のいちしまさんのコメントです。
「初級者向けということもあり、アクセス解析の基本的な考え方からWebサイトのデータを見る必要性について、GA4でわかることなど、基礎から丁寧な解説をいただきました。その中でもGA4のイベントの構造やディメンションの解説など、要所に理解しておくべき仕様の詳細を盛り込むなど、とても良い内容でした」

小川さんは、株式会社HAPPY ANALYTICS代表です。
その実績はみなさんもよくご存知と思いますが、全国各地で累計500回を超えるセミナー講演を実施してきたとのことで、改めて驚きます。

今回のセミナーでは、「GA4(Googleアナリティクス4)の基本思考とレポート活用」にフォーカスを当て、GA4を使ってどのようにユーザーの行動を把握し、施策改善に活かしていけるかをお話しいただきました。

GA4の「難しさ」の正体を解き明かす

まず「GA4ってなんだか難しい」と感じる人が多い理由からセミナーがはじまりました。
画面を開いた時の、表やメニューの多さ、耳慣れない用語(例:エンゲージメント、キーイベント)が、ひとつの大きな原因ではないかとして、「難しいと考えず、できることが増えただけ。全部覚える必要はありません」と、不安を取り除いてくれました。

GA4の画面を開いて分析をはじめる時、最初に「Webサイトの健康診断である」という意識を持つとよいと提案し、ユーザーを意識してその「足跡」を見ていくと、改善のヒントが見つかっていくというお話は、入口としてわかりやすかったですね。
思い込みや偉い人の意見を鵜呑みにせず、ユーザーの足跡を確認することで、適切な改善が行えます。

データをなんとなく眺めるのはダメ

GA4から気づきを得て改善につなげるために、もっともしてはいけないのは、なんとなくデータを眺めることです。
そうではなく、GA4の画面を見る前に、必ず仮説を持つことです。
何を知りたいか、確かめたいことは何か、その仮説を持って画面を見るようにしましょう。
その仮説を見つけ出すこつは、GAの前にサイトを歩いて見ることです。サイトをユーザーの視点で歩いてみて、気になったところをメモして、その状況をデータで確認することが効果的です。
また、最近実施したサイトやコンテンツの変更があれば、その改善施策の効果を検証することが有効です。

小川さんからは、さらに実践的な解説がありました。
GA4のイベント、指標、ディメンションといった基本用語の解説が行われました。
またページビュー、セッション、ユーザー数など主要な指標の数え方の説明がクイズ形式でありました。
さらに、健康診断で見るべき主な画面、仮説を持って見るべき画面の紹介がありました。

おわりに

「GA4はツールであり、目的ではない」というメッセージが繰り返されました。目的は「ユーザーを知ること」であり、そのためには何を見たいかを自ら問い続けることが大切であると締めくくられました。

セミナー終了後のアンケートでも、「GA4のどこを見ればよいかわかった」「実務で試してみたくなった」といった声が多く寄せられました。

レポート執筆:大内範行(a2i代表)

▼有料個人会員、有料法人会員は、このアーカイブ動画を視聴できます。(2026年6月26日まで)

企画

いちしま 泰樹(a2iセミナー編成委員、株式会社真摯)

出演講師

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