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活動報告

| 開催日時 | 2023/06/15(木) |
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| 会場 | オンラインセミナー |
|---|
2023年6月15日に、セミナー「【基礎と応用】Google タグマネージャーでGA4のタグを設定してみよう」を開催いたしました。第一部ではアユダンテ株式会社の野田 浩太郎氏がGTM内のGA4タグ説明とイベント毎のトリガー例について、第二部では同社の畑岡 大作氏がGA4を使う時に役立つ「よくあるGTMの設定」について解説しました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
レポート執筆
二村 勇輔
野田氏のお話は、GTM・GA4について初心者にもわかりやすいように初歩的な内容から話が進みます。第一部は、GTM内のGA4タグ説明、イベント設定例、動作確認の3つを深掘りするように進みました。
初めに、初心者に大事なことに触れました。
GTM内のGA4タグについて、GA4で設定するタグは2種類です。
ここでは基本的な設定を紹介して、具体的なTipsに関しては後半の畑岡氏のパートに託します。設定内容の紹介は、GTM・GA4の管理画面キャプチャ+注釈があるので非常にわかりやすい資料でした。
GA4設定タグの説明では、以下の内容を紹介しました。
GA4の設定タグの発火タイミングに関しては「初期化」を推奨しているとありましたが、様々な設定方法がありますので役に立った方も多かったのではないでしょうか。
次にGA4イベントタグの説明です。
イベント・パラメータ名の決め方についてはみなさん悩まれているところではないでしょうか。
推奨イベントのパラメータを参照 ⇒ 他イベントのパラメータ名も参照 ⇒ 自分で名前をつけるカスタムパラメータ
の流れで検討するのが良いと話します。
これらを踏まえて、設定上の注意点とまとめでは、
が大事だと話します。
最後に、設定後の動作確認について、GTM側とGA4側それぞれの確認方法を紹介します。設定後は必ず動作確認することが大切です。
第一部のまとめでは、一番大事なこととして、イベント設計は資料に残すことだと言います。
GA4はイベント名やパラメータ名を任意で決められるため、人によってパラメータ名が異なったり、過去に作成したイベントと整合性が取れないケースが発生します。レポート確認する上で煩雑になったり、パラメータ名が無駄に増えて上限に引っかかる可能性もあり、後々のためにもイベント設計の情報を共有するために残しておくべきです。
畑岡氏のパートでは、「GA4ならでは」のGTM設定についてとUA→GA4の移行手順やTipsについてのお話でした。
大まかな移行手順は、次のような流れになります。
方針検討 ⇒ 現状のUAの計測をリストアップ ⇒ 各イベントへの割り振り ⇒ カスタムイベントのイベント名、パラメータ名の設計 ⇒ 動作確認して完了
UA ⇒ GA4の移行方針は下記の3パターンがあります。
おすすめとしては、1,2のようになるべく少なくシンプルな計測ができるように移行するのがよく、過去のUAの設定を棚卸しする機会になるので、不要なものを見直しておくのがよいと話します。
次に、既存UA計測のリストアップについて説明します。
UAタグ名、カテゴリ、アクション、ラベル、値、その他カスタムディメンションなどを記載したExcelかスプレッドシートを用意し、シート内には、誰からの依頼で取得しているものかも記載すれば、現在も使用している指標なのかを確認できるためおすすめです。
スライドではExcelでの具体例をキャプチャで提示されたので、参考になった方も多かったと思います。
GA4ならではの設定として、下記4点のTipsを紹介します。
それぞれのTipsの設定方法はもちろんですが、GTMのテンプレートで使用すべきものも紹介してくださっているので、日常業務ですぐに活用できるお話でした。ディレクトリの計測などは、UAで取得できていたものがなくなったために必要になる計測なので、業務において求められた人もいたのではないでしょうか。
最後にまとめとして、UA→GA4移行は棚卸しの絶好の機会であることに再度触れ、
と、移行前から移行後の設定までまとめてくださり、第二部の畑岡氏のセミナーが終わりました。
最後に質疑応答が設けられましたので、一部抜粋しました。参加者が興味がある分野だからこそ多くの質問が届きました。
Q. GA4でイベントを設定するのとGTMでイベントを設定するのと、どう違うのですか?
A.
野田氏: GA4の設定をやっていくうえで大事になってくるのが管理面。GA4、GTMの2つで設定していると確認時にどちらも見にいく必要があるため、それだったらどちらか1つで完結できるように社内で話し合って社内ルールを定めるのがおすすめ。何が取得できないか?と考えるのではなく、自分でやってみて何がほしいのかを振り返るのが良い。
畑岡氏:GA4の管理画面で設定できるカスタムイベントで計測する場合、GA4が現状で計測しているタイミングと現状で計測している内容でしか基本的に計測できない。それ以外のタイミング(ユーザーが何か特定のアクションをした場合等)で計測する場合は、GTM側でタグを発行する処理が必要になる。
司会 森野氏:いわゆる問い合わせ完了等のコンバージョン設定に関してはGA4側の設定で問題ない。一人で担当しているのであれば使いやすい方で運用し、複数人で担当しているのであれば、GA4かGTMかどちらかに決めたほうが良い。
Q. イベント名は日本語でも設定できると思いますが、なぜだめなのでしょうか?
A. GA4の公式ヘルプを見ると全角でも使えると書いてあるが、メジャメントプロトコルのヘルプを見ると英数字しか使えないと書いてある。そのため、今使えていたとしても後々使えなくなる可能性があるのと、メジャメントプロトコルを使う場合には日本語が完全にNGになる。また、日本語を使ったもの使わないものが入り混じると、管理上煩雑になるし、ミスの温床になる。最初からローマ字、英数字、アンダースコア、小文字などの運用ルールを定めたほうが良いと思う。
すでに日本語で設定してデータを取っている場合、英数字に変えると新規イベントになる。日本語のまま運用するかは、管理面で是とするかどうかで決める。是とする場合は今のままでも良いと思う。しかし、英語に揃える場合は早めに変えるのが良い。名前を変えると別イベントになるため注意が必要。
Q. パラメータの設定方法はわかりましたが、何を設定すればよいかわかりません。
A. 前提として推奨イベントであれば計測できるものがヘルプに載っているので、ヘルプをみて記載すればOK。あとはそのデータを取得できる変数を入れるというイメージ。推奨イベント以外では、どういったものを計測すれば良いのかというと、単純に見たいデータをパラメータとして作ってほしい。サイトの中から取れる情報を引用して取得しても良いし、自身で固定の値を入れてもよい。パラメータは変数ではなく、固定値でも活用できる。
Q. クライアントにGA4の見方を伝える際に、レポートをカスタマイズして見れるようにするのが良いのか、探索レポートを作ってみせたほうが良いのか、どちらでしょうか?
A. クライアントが何のデータを見たいのか(直近で深掘りしたいのか?定期的にモニタリングしたいのか?)によって違ってくる。
なぜこうなったのかをクライアントが深掘りしたければ探索レポートになるし、定期的に数値の推移を追って異常値がないかのモニタリングをしたければカスタムレポートないしはLooker Studioと連携してグラフを出すなどの形になる。使い方の詳細を伝えるより、何が知りたいかを確認することからスタートすべき。取得しようと思えば色んな項目が取得できるので、まず最初に何から見たいのかを確認し、時間をかけてクライアントと良いレポートを作り上げていくのが良い。
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