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活動報告
開催日時 | 2021/04/21(水) |
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会場 | オンラインセミナー |
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2021年4月21日にオンラインセミナー「新しいGoogle アナリティクス 4への移行の現場から ~ ユニバーサル アナリティクスからGA4へ」を開催いたしました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
レポート執筆
株式会社菊原web解析事務所
福田 晶子(Q&A部分)
山下 和恵 氏(株式会社イー・エージェンシー)
山下 和恵 氏より以下3点においてお話しいただきました。
1. GA4へのアップデートで変わること
従来GAからGA4への流れについての前置きに続き、具体的な変化について解説がありました。GA4の特徴は、3点あると語ります。
1-1
従来のGAとは異なり、ユーザーのアプリとウェブの行動をクロスプラットフォームで統合しているのがGA4です。複雑になるカスタマージャーニーをデバイス・チャネルにまたがって分析することが可能となる点が大きなメリットです。
1-2
機械学習を活用した自動的なインサイトの発見からアクションへの連携ができます。
また、フレキシブルなレポート機能による分析など、ビジネス成果を改善するための様々な機能を搭載している点もGA4の特徴です。
1-3
プライバシー規制の変化につれて必要となるユーザーデータの保護に対応している点も重要です。また、「Google シグナル」の活用により、ユーザーのインサイトを把握するための信頼性の高い環境を実現しています。
2. GA4をマーケティング活用するために
ここでは実際のGA4管理画面でリアルタイムにご紹介いただきました。
「探索レポート」では
ビジネス成果の計測に使用するセグメント、ディメンション、指標など、さまざまな数値をレポートキャンバスにドラッグ & ドロップやアドホック分析が手軽に実行でき、データの即時性・可視化が可能になります。
「パスレポート」では
ユーザーがウェブやアプリ内でどのような行動をしたか、ファネル+分岐機能を使ってステップで追うことが可能。ユーザーのアクションを理解し、コンバージョンに至る導線を理解できます。
「ファネルレポート」では
ユーザーがコンバージョンに到るまでの重要なステップをファネル計測で明らかにします。
また導線の入り口を必須とするか任意とするかも選べるので、ユーザーがファネルのどこから入り離脱するかも理解できます。
3. 早めの導入をお勧めする理由
昨対比の分析や、機械学習の機能を来年以降本格活用するためには早い段階からデータを貯める必要があります。また、新機能追加やアップデート、メンテナンスもGA4がUA(従来GA)よりも優先となるため、GA4の新しいUI、新機能を今のうちから体験しておくことは重要です。
まとめとして以下の内容を振り返り第一部の幕を閉じました。
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本舩坂 香 氏(株式会社イー・エージェンシー)
本舩坂 香 氏 より以下3点においてお話しいただきました。
1.GA4はじめの一歩
GA4を導入するにあたりよくあるお悩みについて解説いただきました。
「GA4 を使ってみたいけれど、何から手を付けたらいいの?」や「GA4 を使い始めると、今までの UA(従来GA) のデータはどうなるの?」といったお悩みに一つずつ丁寧な案内がありました。
本舩坂氏は「デュアルタギング」で計測を始めることを推奨します。デュアルタギングとはUA(従来GA)とGA4 を平行して計測を行う方法です。
そしてGA4のプロパティ作成方法からデータストリーム作成、Google シグナル有効化など基本的な設定について解説いただきました。
2.移行を進めていくために
本格的な GA4 への移行のために必要なことについて説明が続きます。
基本的な計測は、GA4のタグを設置するのみで完了していますが、UA(従来GA)で計測していた 個別のイベントやコンバージョン、eコマース等の計測も移行するためには、追加設定(アドバンス計測)が必要です。
アドバンス計測を行うには、
を考慮する必要があり、要するに移行全体のステップを見据えて進めていくことがスムーズなGA4導入において重要です。
続いてGA4 移行のステップ詳細へと話は進みます。移行についてまずは要件定義の部分から始まります。
導入対象範囲の決定
↓
現状設定の洗い出し
↓
GA4移行要件定義
↓
アカウント/プロパティ構造決定
の順で解説をいただきました。GA4は機能追加や修正も頻繁に行われているため、UA(従来GA)と併用することは必要です。
続いて、設計〜実作業の移行について説明が続きます。
GA/GTM(Google タグ マネージャー)設計
↓
GA/GTM(Google タグマネージャー)設定作業
↓
数値比較
↓
レポート再作成
の順で解説いただきました。
GA4ではデータの構造も大きく変わりました。目的のデータを計測するためにはGA4独自のデータ取得構造を理解する必要があります。また、重要な点としてサイト上のGTMスニペット、datalayer、gtm変数やトリガーはそのまま利用が可能とお話しいただきました。
まとめとして以下の内容を振り返り、第二部の幕を閉じました。
講演後、一部・二部合同のQ&Aが設けられました。(一部抜粋)
Q: GA4の設定を進めているのですが、どこまで設定を終わらせておけば安心ですか?
A:まずはページビューや基本のイベントなどが計測できる基本的な設定をするのがおすすめです。それ以外のカスタムな設定は順次設定されるとよいと思います。
Q:UAとGA4でGoogleシグナルの活用の違いはありますか?
A:UAでは活用が限定されていますが、GA4では活用範囲が広がっています。
Q:移行アシスタントの機能を使う場合と使わない場合で違いはありますか?
A:移行アシスタントを使うとプロパティ名やタイムゾーン等がそのままコピーされます。移行アシスタントを使わない場合でも同じ設定をすれば出来上がるプロパティに違いはありません。
Q:UAを残したままGA4を使うことはできるのでしょうか?
A:はい、プロパティを切り替えることで使い分けができます。
Q:既にGA4に移行された方はどのような点がメリットだと感じているか教えてください
A:分析・予測機能に魅力を感じているという声をききます。また、Googleシグナルの活用範囲が広がったことでより詳しいユーザー分析ができるようになった方もいます。
Q:UAのスマートリストとGA4の予測機能の違いは何ですか?
A:スマートリストの場合「可能性が高い」だけでしたが、予測機能の場合「〇%以上の」というようなしきい値が提示されるのでその分精度が高くなったと思います。
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