活動報告

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2016年6月15日に、ウェブアナリスト養成講座「コンセプトダイアグラムをウェブビジネスの改善に役立てる ~定例レポートへの落とし込みまで~」が開催されました。講師はUNCOVER TRUTH / Faber Company Chief Analytics Officerの小川 卓 氏でした。第1部は「コンセプトダイアグラムの作り方とそのポイント」です。最初になぜコンセプトダイアグラムが有効なのかという話から始まります。たまたま普及したアクセス解析の従来の指標が改善したことでユーザーの気持ちは変わっているのか、重要なのは顧客・企業ともに価値があるKPIを設定することだといいます。その体験の変化を見える化することにコンセプトダイアグラムを活用しようということです。

コンセプトダイアグラムは「ユーザの行動・気持ちの変化」を図解したアウトプット群で、ユーザ軸に基づいたフローとKPIを決め、次のアクションを導き出す「戦略図」です。そして実際の作成例や作成手順について丁寧に解説がありました。次に実際自分が関わっているサイトについて、コンセプトダイアグラムを作成し、お隣の方と説明し合うワークショップを行いました。

第2部は「コンセプトダイアグラムから導かれたKPIによる定例レポート作成法」です。次に必要なのは、作成したコンセプトダイアグラムからユーザー群を定義して、その各ユーザー数を計測するための実装と、出てきた数字によるレポート作成になります。重要なのはユーザー群の「態度変容」をKPIとして設定するということだと言います。

複数の事例で、実際のGoogle アナリティクスでの設定例や、作成したレポート群、そしてそのレポートを作るために使用する自動化ツールなど、具体的な手順や方法も細かく解説して頂きました。最後に上手く活用するこつも紹介しました。その一つは今まで使っていた指標などをいきなり捨てる必要はなく、プラスワンで取り組んだらよいという点。二つ目は手法から入るのではなく課題やニーズからはじめることが重要だということでした。

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参加者の声

【女性 一般社員】
コンセプトダイアグラムを作る際、軸から考えて悩みますが、一度ユーザーの態度変容を考えてから軸を考えると楽なことが発見できました。

【男性 係長・主任】
ユーザーの行動や心理を見える化することで、分析自体もより見える化されることが勉強になりました。分析の数値だけでなく、本当にユーザーの行動の変化に作用したかが分かり、改善に結びつけられると思いました。

【男性 その他】
コンセプトダイアグラムがどういうものなのか、理解できた。ワークショップ形式で実際に考える時間が良かった。

【女性 一般社員】
ユーザー行動の考え方について、事例を交えてご教示いただけた点が非常に理解しやすく、改めてサイトとユーザーの関係性を考える機会となりました。また、ツールでの定義方法やレポートの作成例についても、詳細をご説明いただけたので今後に生かせればと思います

【不明】
コンセプトダイアグラムの作り方まではわかっていたのですが、そこからログデータを元にいかにKPIを策定し、レポート化する点がわかっていませんでした。今回はその点が知れて、とても役に立ちました。

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