活動報告

2013年2月20日、アクセス解析のプログラム「ウェブアナリスト養成講座」が行われました。講師は、アユダンテ株式会社の畑岡大作氏と、NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社の久光英太氏、内容は「タグ・マネジメントで変わる計測運用の効率化 〜アクセス解析や広告効果測定の運用をどう省力化できるか〜」です。

第1部を、畑岡氏が「タグ・マネジメント・ツールとは(概念編)」のテーマで担当されました。冒頭でタグ管理の背景に触れた上で、タグ・マネジメント・ツールのメリットを挙げます。Webページの埋め込みという工数軽減だけでなく、システムとタグ管理の切り分け、権限を分けた複数ユーザーでの運用などのメリットは、昨今の計測用トラッキングコードの多用も背景にあるだけに、参加者にとっても実際の運用を想定しながら聞くことができたのではないでしょうか。

その後、Googleタグマネージャを題材に、どのようなシーンでどういった機能で対応するのか、具体的な手法をお話しされました。想定されるケースを多く取り上げ、それに対応する機能をどう活用するのか注意点を踏まえて細かく説明され、質疑応答の時間では参加者より熱心な質問も挙がりました。

第2部は、久光氏が「タグ・マネジメント導入事例(実践編)」のテーマで担当されました。実際にどういったケースで導入が進められ改善に至ったのかという話だけでなく、導入時のリスクや問題点、潜んでいる落とし穴に踏み込んでお話しされているのが印象的でした。

タグ・マネジメント・ツールそのものが、散らばった各ソリューションを束ねる業務ソリューションでもあります。その責任の所在、工数のとらえ方、セキュリティ面や事前の導入チェック時の起こりうるトラブルやリスク、技術面での影響など、メリットばかりに気を取られてなかなか気がつきにくい「問題点」を、わかりやすく説明されました。

第1部ではタグ・マネジメントの利便性や機能を中心に、第2部ではその基盤に潜む問題点について、それぞれ整理された講義で、導入を検討されている人だけでなく既に運用に至っている人にとっても、有意義な内容だったのではないでしょうか。

以上

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