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活動報告
2011年6月2日、川崎市産業振興会館にてアクセス解析サミット2011が開催されました。11名の方々にご登壇いただき、「データを活かせ!チームを動かせ」というテーマで、7時間半にわたってそれぞれの立場でのお話をいただきました。あいにくの雨の中、約250名の参加をいただき、ありがとうございました。
このアクセス解析サミット2011の模様を、前編と後編の2回に分けてお送りします(後編はこちら)。
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リアル・アクセス解析の小川卓さんがTwitterの関連のつぶやきをまとめてくださいました。
http://togetter.com/li/143564
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| サントリーホールディングス株式会社 坂井 康文 氏 |
富士重工業株式会社 鈴木 曜 氏 |
株式会社ビービット 渡辺 春樹 氏 |
オープニングのパネルディスカッションでは、企業のマーケティング活動の中でのウェブ上での取り組み、そしてそれを測るアクセス解析の役割についてを、サントリーの坂井氏、富士重工業の鈴木氏、ビービットの渡辺氏の三名にお話いただきました。
まず、サントリーからはハイボールのウェブでの取り組みについて。昨今のハイボールの大ヒットのきっかけのひとつは、2008年のブロガー向けイベントだったとのこと。大きくキャンペーンとして花開いた2009年以降はマス展開の力が大きいが、動画の閲覧状況や、検索トレンドとサイトへの流入の状況などをしっかり把握し、対応していたとサントリー坂井氏。
富士重工の鈴木氏からは、自社のサイトの役割とアクセス解析の具体的な取り組みについてお話いただきました。業界における自社のポジショニングなどからサイトの役割を明確にした上で、「自社の車を検討している方」というしっかりしたセグメントを切って数字を見ているとのこと。「基本的に行動しか信じない、それがある程度把握できるのがインターネット」とおっしゃっていました。
ビービット渡辺氏を含め、三氏とも共通して語っていたのが「データの向こう側の人を見なければいけない」という点。アクセス解析をはじめとする定量のデータだけではなく、アンケートなどの定性データを重ねるなど、「お客様が誰でどのような人なのか、その仮説をもって数字を見なければならない」と一致した意見が揃いました。その意味でおっしゃっただろう、渡辺氏の「データは99%捨てろ」という言葉も印象的でした。
PDCAサイクルについても触れ、「改善はもうクオーターで回す時代ではない」と鈴木氏。渡辺氏も「仮説があり、実験をし、見るポイントは決まっていて、それの確認と次の施策の検討という、仮説と実験の繰り返し」と語り、PDCAというステップを踏むサイクルは遅いのではないかという意見も出されました。
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| トランスコスモス株式会社 松田 恵利子 氏 |
トランスコスモス松田氏からは、今年から本格的に日本での展開が始まった、個のユーザー視点での分析を可能にするアクセス解析ツール「Coremetrics」のご紹介をいただきました。
冒頭でこれまでのアクセス解析の歴史の変遷をたどり、「記録」「効果測定」という「セッション(訪問)」を軸とした分析から、2009年頃より「最適化」という「ユーザー中心」の分析に変化していると松田氏。Coremetricsは、「LIVE Profile」という特徴的なデータ集計方法により、より「個」としてのユーザ中心の分析を可能にしたツールである、とします。
機能面として、「アトリビューション分析」と「ライフサイクル分析」などを紹介。Eコマースサイトでは、初回の訪問からコンバージョンに至るまで、平均で48日、6.8回訪問されているという例を挙げながら、初回訪問時や直接コンバージョン時に貢献したそれぞれのマーケティングチャネルを正しく評価する必要があるとし、評価方法の一例も提示されました。
また、新規の訪問から再訪問、購入、そしてその後の優良顧客化まで、一連の「ライフサイクル」を可視化し理解していかなければならないとし、Coremetricsを活用した分析で、LTV(ライフタイムバリュー)の最大化が図れると結びました。
サミット講演関連資料(トランスコスモス):
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| 株式会社ユーザーローカル 渡邊 和行 氏 |
株式会社ベネッセコーポレーション 川崎 洋 氏 |
午後最初のセッションでは、複数の視点やツールから改善の糸口を見つけていくというテーマで、ユーザーローカルの渡邊氏、ベネッセの川崎氏からそれぞれにお話をいただきました。
前半はユーザーローカル渡邊氏がご登壇。企業のウェブ担当者の課題として「社内調整」と「ソーシャルメディアの分析の複雑化」を挙げ、それらの解決の仕組みが必要、とします。ユーザーの行動や属性の可視化という側面で、「UserInsight」などの各ツールの特徴的なレポートを紹介。どのような人がどこから訪問し、どう行動したのかがイメージしやすくなるとします。
ソーシャルメディアの分析についても、ポイントとして「自社サイトへの流入の分析」と「ソーシャルメディア内の把握」の2点を提示。その具体的なレポートの紹介もいただきました。
後半は、運営者側の視点としてベネッセ川崎氏がご登壇。「ツール導入やレポートまではできているが、改善点の分析や施策実行まではなかなか手が回っていないのが、一般的な現実ではないか」と、自社の取り組み例を挙げながら、サイト改善の糸口の見つけ方を提示いただきました。
複数の解析ツールやレコメンドツールをそれらの特徴に合わせて使い分けたり、またアクセス解析だけではわからないことはユーザーテストやアンケートなど定性的なデータを合わせることで見ている、と紹介。ひとつのデータだけに頼るのではなく、複数の種類の違うデータを重ねることで、より具体的な改善策が見えてくる、とします。
また、社内でのアクセス解析をはじめとした分析から改善までの取り組みの普及や啓蒙についても触れ、啓蒙活動の重要性や実際の研修内容の例などを紹介いただきました。
サミット講演関連資料(ユーザーローカル):
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