活動報告

| 開催日時 | 2025/11/18(火) |
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| 会場 | 渋谷 |
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11月18日に開催された「a2i秋の広告祭」で、プレイドグループからは、KARTE Signals(株式会社プレイド)、Databeat(アジト株式会社)の2つのサービスが紹介されました。
KARTEは、ご存知の方も多いでしょうが、10年以上にわたりファーストパーティデータ基盤を提供してきました。今や10億人の月間アクティブユーザー数(MAU)を解析するユーザー解析基盤に成長しています。
一方、アジトのDatabeatは、広告レポート自動化サービスとして、広告業界では欠かせない存在になっています。カバーする広告媒体数も、国内最大級です。
この両社が、密に連携しながらサービス提供を行うと、マーケティング分野における最強のタッグになるのではないかと期待できます。

セッションの前半は、プレイドでKARTE Signalsのプロダクト責任者を務める武石啓二朗氏による、KARTE Signals(カルテシグナルズ)のご紹介です。KARTE Signalsというソリューションによる、データドリブンな広告出稿と最適化のご提案になります。
KARTEはご存知の方も多いと思いますが、国内最大級のファーストパーティデータ基盤で、リリースした2015年から、10年で実に10億人のMAUを解析する基盤にまで成長しています。
特徴的な点としていくつか挙げられますが、ユーザー単位でデータ解析ができる点、それもリアルタイムで解析しアクションを起こせる点が大きなメリットになります。そのためKARTEというと「ウェブ接客ツール」の印象があると思います。
もちろん、そうなのですが、実際は接客にとどまらず、顧客分析から集客、CRM、サポートまで幅広くソリューションを網羅しています。
またプレイドは、単にツールを提供するだけではなく、ソリューションサービスとして、広告運用支援やマーケティング運用支援なども広く行っています。
プレイドは、広告支援ツール「Databeat」を提供するアジトを、2022年に子会社化しました。広告領域に強いアジトがグループに入ったことで、ファーストパーティのユーザーデータと、広告データを密接に連携させることができるようになっています。
短期的なCV指標にとらわれがちな広告領域で、ユーザー目線で長期間のLTV効果を見ていく、そんな最適な組み合わせになっているのではないでしょうか?
では、KARTE Signals を、具体的に見ていきます。
KARTE Signalsは、LTVや顧客分析をモニタリングする目的で提供され、事業会社向けに提供されるツールです。
KARTE Signalsは「Connector」と「Dashboard」という、大きく2つのソリューションで構成されています。
「Connector」は、KARTEなどを通じて収集蓄積されるメールアドレスや電話番号などの自社サイトのファーストパーティの行動データを、広告媒体に連携します。
「Dashboard」は、各種広告媒体のインプレッションデータ、費用データ、トラッキングデータをAPIで自動取得して、連携させることができます。

「Connector」は、以下3つの機能で、広告の最適化を実現可能です。
「Dashboard」のコンポーネントは、これらのデータをダッシュボードとして可視化し、提供します。柔軟にユーザー行動データを可視化でき、オフラインでのコンバージョンがあるケース、オンラインだけで完結したケース、それぞれのダッシュボードが作成できます。
このダッシュボードをモニタリングすることで、サイト内、サイト外のユーザー行動データをもとにPDCAを回していくことができます。
さらに強力なのは、ターゲティング機能の強化です。
単なるモニタリングだけではなく、より効果の高いターゲティングリストを「セグメント」として柔軟に作成管理し、広告のターゲティングに自動連携することができます。
ターゲティングの高い効果を得られるだけでなく、リスト作成と連携の運用工数も大幅に削減することができます。
「Dashboard」で実現する機能には、さらに強力なものがありますので、ここでいくつか紹介したいと思います。
1つ目はクロスデバイスのトラッキング機能です。ユーザーIDをもとに、クロスデバイスのユーザー行動も繋げて、同一ユーザーとして統合して分析することができます。
2つ目は分析の単位も詳細な分析ができるようになっています。広告キャンペーンや広告グループ単位だけではありません。広告のクリエイティブの単位まで掘り下げて分析をすることができます。
3つ目はKARTEの外側にある自社データとの連携です。
Amazon S3やGoogle BigQueryなどの購買データや顧客データと連携ができます。こうしたデータ連携により、ブランドやカテゴリ、商品などの単位で分析していくことができるのです。
そのほか、LTVをわかりやすく可視化したコホート分析機能や、大きな指標の変動に着目して可視化する「着目すべき広告キャンペーンカード」の機能などが挙げられます。
さらに、AI分析アシスタントを追加していきます。AIを活用して、広告データとKARTEのユーザーデータなどで分析を行い、その要因や改善のアクションなどを提案していきます。
今後とも分析から活用へと進化していく予定です。

セッションの後半は、アジト株式会社 Databeatプロダクトマーケティングマネージャーの井田隼人氏による、広告レポート自動化ツールDatabeat(データビート)の紹介です。
皆さんは、広告レポートを作成する際に、以下のような課題を感じたことはないでしょうか?
「とにかく広告レポート作成やモニタリングに工数がかかる」
「利用しているレポートツールでは実現できないことがある」
「広告データと自社データを掛け合わせた分析ができていない」
これらの課題はすべてアジト株式会社のDatabeatで実現できます。
データ収集、データ加工・蓄積、レポート作成を丸ごと自動化できるからです。

Databeatには5つの大きな特徴があります。
特徴の1つ目、Databeatに連携できる媒体数は40以上で、国内最大級です。
もし、連携していない媒体のデータがあっても、CSVアップロードで連携させることができます。
2つ目の特徴は、収集したデータの蓄積方法です。広告媒体から収集したデータは、分析しやすいように加工整形した上で、お客様のBigQueryに毎日格納・蓄積されます。データの所有者がお客様になり、ご自身で自由にご活用いただくことができます。
3つ目は、「収集・蓄積したデータの出力先」です。収集・蓄積したデータを、Excel、Looker Studio、Googleスプレッドシート、Tableauなどに簡単に出力することが可能です。
また、4つ目の特徴として、豊富なレポートテンプレートがあげられます。合計60種類以上のテンプレートが用意されています。これらのテンプレートは自由にカスタマイズできます。
5つ目の特徴は費用面です。初期費用は無料で、契約期間の縛りがありません。月額費用は5万円からご利用いただけます。連携する広告アカウント数が100アカウントまでであれば、月額5万円でご利用いただけますので、かなりコストパフォーマンスに優れているサービスになっていると思います。
AI時代には、そのAIが判断する元データの重要性、特に独自データの重要性が増していくと考えています。独自データを持っていれば強みを発揮できますし、そこから競合に負けない新たな価値を創出できる世界になっていくでしょう。
Databeatは、今後、生成AIによる分析考察、パフォーマンスの予測シミュレーションといった活用面に踏み込んで進化をしていきたいと考えています。

左より 武石 啓二朗氏(株式会社プレイド)、井田 隼人氏(アジト株式会社)
▼有料個人会員、有料法人会員は、このアーカイブ動画を視聴できます。(2026年11月20日まで)
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