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活動報告

| 開催日時 | 2025/10/16(木) |
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| 会場 | オンラインセミナー |
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2025年10月16日(木)、アユダンテ株式会社のデジタルマーケティングエンジニア 春山優吾氏を講師に迎えたオンラインセミナー「Cookieレス時代に取り組むべき攻めと守りの計測方法」を開催しました。
まずは、このセミナーを企画した西 正広さん(a2iセミナー編成委員、株式会社MOLTS/株式会社月曜日のトラ)のコメントです。
「今回のトピックはGA・GTMをテーマにしたものの中でもかなりコアな内容でしたので、どれくらいの方が興味を持ってご覧いただけるのだろうかと内心ドキドキしておりましたが、多くの方にご覧いただけており、少しずつこのテーマの関心も広がってきたのかなと感じました。直近ではGoogleのプライバシーサンドボックスの廃止も発表されましたが、iOSに関しては今後もプライバシー・セキュリティに対するケアを続けていくでしょうし、Braveなどそもそものトラッキングをオフにするブラウザの普及も気になるところです。
今回のセミナーを機に、Cookieレスに関する最新動向をキャッチアップいただけたら幸いです。」
このセッションは、前半で「Cookieレス時代の計測のための前提知識」と、後半で具体的なツールや導入方法が解説されました。
最初に前提知識として、Cookieの役割や、その発行場所、ファーストパーティCookieとサードパーティCookieの違いなどが解説されました。
Cookieの発行場所としては、大きくブラウザでJavaScriptで発行される形態、サーバーからCookieが生成されるやり方があります。
Cookieレスは、このCookieがまったく使えない、あるいはプライバシー保護規制により、その有効期間が短縮されてしまうことを言います。
続いて、Appleや各ブラウザによるCookie規制の現状や、改正個人情報保護法などの法規制の話がひと通り触れられました。
Cookieレス時代の具体的な計測方法として、以下の3つが詳細に解説されました。
最近、サイト訪問時に、Cookie発行と計測について同意を求めるバナーを見かけるようになりました。
この同意バナーを出す同意管理プラットフォームとして、代表的なものはOneTrustなどがあります。
この同意管理プラットフォームの同意状況に応じて、個別のタグ発行を制御する仕組みが、GTMに実装された「GTMの同意モード」です。
このGTMの同意モードは、GTM内で個別のタグを制御するだけでなく、不完全なデータをAIのモデリングで補完する役目も持っています。
この同意モードに対応している計測タグや注意点などについて解説されました。
従来のブラウザ経由でタグを発行する方法に代わって、新たにサーバー経由でタグとCookieを発行する仕組みがGTMに実装されています。
これがサーバーサイドGTMで、その名の通り、サーバーサイドから発行される仕組みです。
このサーバーサイドGTM導入のメリット、Cookieを制限するITPとの関係などが述べられました。サーバーから発行されるCookieは、その有効期限が延長可能で、より精度の高い計測が実現できます。
春山氏からは、ECサイトの事例から、どの程度の改善が実現できるかも、具体的な数値で紹介されました。
サーバーサイドGTMとは別の方法で、電話番号やメールアドレスなどの個人識別情報を、広告プラットフォームに送信し、効果測定の精度を上げる仕組みが解説されました。
このPIIの実現方法にも、ブラウザ経由で実装する方法と、サーバー経由で実装する方法の2種類があります。
それぞれの仕組みや、メリット、デメリットが解説されました。
Cookieレス時代において重要なのは、ユーザーのプライバシーに配慮しながら信頼を守り、変化に合わせて計測を続けることです。正しい分析を行うためには、正しい計測こそが何よりも重要です。
参加者からは、「いろいろ勘違いしていたことに気づけた」「体系的な学びと、実際の導入経験との両方を学ぶ機会でよかった」などの声が寄せられました。
▼有料個人会員、有料法人会員は、このアーカイブ動画を視聴できます。(2026年10月16日まで)
レポート執筆:a2i編集部
西 正広(a2iセミナー編成委員、株式会社MOLTS/株式会社月曜日のトラ)
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